このたびの能登半島地震と津波の被害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げます。
私は富山の生まれで石川で学生生活を送りましたから被災地には家族親族、友人知人が多くおります。
冬の厳しい寒さのさなか、しかも元日に起きた激震のショックと恐怖と困窮を我がことのように感じています。
奥能登に住まわれている言語造形家のたやよしこさんが、米作りにも勤しんでおられて収穫したお米で「玄米もち」を作成しておられます。
とにかく美味しい❗️この玄米もち。大ファンの私は正月用にキープしていて、元日朝お雑煮にして食していました。
そして夕刻の地震でした。
〈石川県奥能登の藤瀬の霊水で育てたお米で作ったおもちです。お米が美味しくなるには、綺麗な水と寒暖差がとても大切です……〉
おもちパッケージ裏の文字見ながらしばらく呆然としていた私でした。
たやさんと友人のやまもとあやさんとご有志が、北陸の地にシュタイナーのコミュニティを作ろうと、数年前から熱く地道な取り組みを続けていらっしゃいます。どんな御援助でも(災害の御見舞いでも経済的援助でも応援の気持ちを送ること、心の中でお祈りをすること)、今お気持ちを北陸に向けて下さると有り難いと思います。
一年を計画する新年の元日に起きたこの地震で、本当に私はどんな未来を創りたいのかという事を考えざるを得ませんでした。
私が未来を考えるとき、そこに必ず浮上してくるのは“子ども”です。
そして子どもとは、私たちの外にいる“子ども”たちと、私の内にいる“子ども”(たち)の両方です。
まずは、生まれた子どもたち、年若い人たちに、世界の真実と人間の尊さを教えます。それを全身で理解して個人として自由になっていくことを目指すのがシュタイナー教育です。
本当には私の体験では、子どもたちとそれを囲む自然が、世界の真実と人間の尊さを大人に教えてくれるのですけど。
そんな風に物言わぬ偉大な存在たち…子どもたち、自然、地球…に謙虚に耳を傾ける意思を持つ人が増えれば、いのちが輝く未来を教えてもらえるでしょう。
そしてそれを続けていれば、私の中にも(体のようには大きくなれない)子どもたち…が居ることに気づく事でしょう。そうです、
私の内にいる子どもです。
一人一人の個人の幸せな未来の、鍵を握っているのは内なる子どもだと言えます。
この子どもに耳を傾ける意思があれば、出て来てくれるでしょう。
中には泣いてる、怒ってる、暴れてる、拗ねている、隠れていて出て来れない子もいるかも知れません。傷があって未だにその傷が痛んでいるのかも知れません。
私たちが周りの子どもたちの笑顔や笑い声で明るい気持ちになり未来の希望を抱けるように、私の内なる子どももケアして慈しんで笑顔にしてあげるのです。
そうすれば笑顔になったその子が、「私」が本当にどんな未来を創りたいのかを教えてくれることでしょう。
ライアー&ライトは2004年も、外なる子どもと内なる子どもに寄り添い、いのちの未来を創って行きます。
音はとりわけ「子ども」と仲が良いのです。
音楽には言葉が要りませんから。
音が子どもを慈しみます、とても繊細に。
音が子どもを勇気づけます、優しく温かく。
音が子どもと遊びます、笑って楽しく。
皆さまの側にいる大切な子どものケア、そしてご自身の内にいる子どものケアをお考えの時、どうぞL &L音のヒーリングをご利用下さい。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あなたの内なる子どもに音がやさしく寄り添って癒す