その華は
どれよりも
真っ赤で
芯から先まで
真っ赤に染まってて
その色は
あまりにも
鮮やかに彩っていて
華だけで止めなくなった
その華が
あまりにも魅力的で
鮮やかで
僕はつい
手を差し伸べてしまったんだ
気付けば
僕の手は
真っ赤に染まってて
綺麗だった華は
落ちた花弁だけ残し
霧となり
その花弁の色は
鮮やかなんかじゃなくなっていた
紅くて
綺麗だった華の面影は
もう残っていない
紅かった華は
次第に黒に染まっていき
僕の手を見ると
赤から黒に染まっていった
しかし
僕の手の中にあるものは
綺麗だった華でもなければ
その花弁でもない
雫のように
僕の手を滑り落ちる
僕の目に映るのは
赤と黒の世界
私は生まれ変わったら川になりたかった
誰にも邪魔されず勢い良く流れる川に
1人で伸び伸びと流れる川に
残り僅かの命の中で、ずっと思っていた
でも貴方に出会ってから私は変わった
貴方ともっといたい
でもそれは叶わぬ夢
最後に私が貴方に発した言葉
"貴方を見守ってるから"
生まれ変わったら夜空に輝く
ミルキーウェイとなって