名前のない役者達白 チーム村上ユニットH・チーム笠浦ユニットD | 新・法水堂

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年間300本以上の演劇作品を観る観劇人です。ネタバレご容赦。

名前のない役者達白
チーム村上「コン夜コンビニ」

チーム笠浦「今の一連の流れ」

2024年8月9日(金)〜13日(火)
中板橋新生館スタジオ

【チーム村上】
作・演出:村上弦(猿博打)

出演(ユニットH):
小林レン(林/森の同級生・タカシ)
香西守(小林/先生/森の同級生)
松尾優奈(大林/森の同級生)
多田夏妃(森)

STORY
暇すぎる深夜のコンビニ。今日のバイトは林、小林、大林。そこへ怪しいお客が1人。いかにも怪しい。手を伸ばした先にはコンビニ本。それは埃の被ったオカルト本。確実に怪しい。コンビニ規模で巻き起こるー嘘か本当か、未知との遭遇ー『わたし、宇宙人なんです』めんどくせぇ~【公式サイトより】

【チーム笠浦】
作・演出:笠浦静花(やみ・あがりシアター)

出演(ユニットD):
煙山実穂(1・スーツの人)
齋藤永遠(2・アイスを持っている人)
パキケファロ長崎[幾何学おばけ](3・細縁丸メガネの人)
森田諒一[あくびがうつる](4 ・太縁メガネの人)


STORY

道に倒れていた人を介抱した、通りすがりの4人。無事救急車に乗せて見送って、ほっと一息のはずが、ムクムクと湧き上がる疑念。「今の、一連の流れは、どう考えてもおかしかった」運ばれた彼の真相を事後的に暴く、炎天下路上推理劇。【公式サイトより】


名前のない演劇祭主催企画。


両チームとも3つ目のユニット。

当然のことではあるが、役者が違えば作品の出来印象も変わってくる。今回、チーム村上もチーム笠浦も4ユニットずつの構成だが、正直に言っていくら30分の作品とはいえ、ひとりで4組もの演出をつけるのは無茶というもの。どれぐらいの稽古期間があったのかは知らないが、当然1つのユニットにかける時間は少なくなってしまう。

出演者の中にそれなりに経験がある人がいればまだしも、「名前のない役者達」というぐらいだから経験が浅かったり舞台に立つのが初めてだったりという顔ぶれだから自主稽古で精度を上げるにも限界があるだろう。

……ということを考えさせられるユニット同士の組み合わせであった。


上演時間1時間10分(ユニットH・33分、転換3分、ユニットD・34分)。