ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

東宝製作
ミュージカル『ダンス・オブ・ヴァンパイア』
TANZ DER Vampire


【名古屋公演】
2016年1月15日(金)~17日(日)
愛知県芸術劇場大ホール

脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:ジム・スタインマン
演出:山田和也
翻訳:迫光 翻訳・訳詞:竜真知子
音楽監督:甲斐正人 振付:上島雪夫
美術:堀尾幸男 照明:服部基 衣裳:有村淳
ヘアメイク:富岡克之(スタジオAD)
音響:大坪正仁
歌唱指導:ちあきしん、安部誠司
稽古ピアノ:宇賀神典子、宇賀村直佳
舞台監督:廣田進 演出助手:小川美也子
オーケストラ: 東宝ミュージック(株)、(株)ダットミュージック
指揮:西野淳
プロデューサー:岡本義次、篠崎勇己

出演:
山口祐一郎(クロロック伯爵)
石川禅(アブロンシウス教授)
神田沙也加[Wキャスト](宿屋の娘・サラ)
平方元基[Wキャスト](教授の助手・アルフレート)
ソニン(女中・マグダ)
コング桑田(宿屋の亭主・シャガール)
出雲綾[Wキャスト](シャガールの女房・レベッカ)
上口耕平(伯爵の息子・ヘルベルト)
駒田一(せむし男・クコール)
新上裕也[Wキャスト](ヴァンパイア・ダンサー)

男性アンサンブル:朝隈濯朗、麻田キョウヤ、塩{成志、加藤貴彦、後藤晋彦、さけもとあきら、武内耕、田中秀哉、照井裕隆、松澤重雄
女性アンサンブル:樺島麻美、河合篤子、木村帆香、福田えり、真記子、山田裕美子、吉田理恵、吉田玲菜
ヴァンパイア・ダンサーズ:五十嵐耕司、加賀谷真聡、酒井航、堀江慎也、佐伯理沙、新納智子、花岡麻里名、横山博子

STORY
ヴァンパイアの故郷として知られる極寒のトランシルヴァニア。村人たちが「ガーリック、ガーリック」と奇妙な歌で大騒ぎする宿屋に、吹雪に凍りつき気絶した老教授アブロンシウスを抱えた若き助手のアルフレートが転がり込んでくる。彼らはヴァンパイア研究の旅の途中。宿屋の主シャガールと女房のレベッカの介抱を受け、滞在することとなった旅人二人。かなりエキセントリックな教授とは対照的に、助手のアルフレートは気が小さく臆病な青年。しかし、こと恋愛となると真っしぐら! 宿屋の娘サラに一目惚れ! サラもまんざらではない様子で思わせぶりな態度をとる。しかし、もうひとり彼女を求める存在がいた――ヴァンパイアのクロロック伯爵――。寂寞としたオーラを放ちながらサラに近づき、自らの居城へ誘う…。【公式サイトより】

2006年に日本で初演されたミュージカル、初の名古屋公演。

まーったく予備知識なしに観たのだけど、ロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』が基になった作品だったのね。しかも、ドイツでの初演はポランスキー監督自身が演出していたとは。

で、全体的な感想としてはミュージカルというよりはショー。
ダンス>歌>>>ストーリーという感じ。最後、伯爵が壮絶な最期を遂げるというラストを想定していたので、ちょっと消化不良な一面も…。
あと、『ストリート・オブ・ファイヤー』の"Tonight Is What It Means To Be Young"が使われていたけど、この曲は日本語カバーバージョン「今夜はエンジェル」が『ヤヌスの鏡』の主題歌として使われていたから、どうしてもそのイメージが…。

お目当ての神田沙也加さんとソニンさんはまずまず。
肝心の山口祐一郎さんの歌詞が少々聞き取りづらく…。大千穐楽ということでお疲れ気味だったのかな。