筋肉少女帯メジャーデビュー35周年記念ライブ「筋少の日」 | 新・法水堂

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筋肉少女帯メジャーデビュー35周年記念ライブ
「筋少の日」


2023年6月21日(水)
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

筋肉少女帯:
大槻ケンヂ(Vocal)
内田雄一郎(Bass)
橘高文彦(Guitar)
本城聡章(Guitar)

サポートメンバー:
三柴理(Keyboard)
長谷川浩二(Drums)

曲順:
1. サンフランシスコ
2. 日本印度化計画
3. 元祖 高木ブー伝説
4. おサル音頭
5. 踊るダメ人間
6. 踊る赤ちゃん人間
7. 月とテブクロ
(休憩)
8. 新人バンドのテーマ
9. サイコキラーズ・ラブ
10. イワンのばか
11. 機械
12. 週替りの奇跡の神話
13. 香菜、頭をよくしてあげよう
14. モーレツア太郎
〜encore〜
15. 仏陀
16. 50を過ぎたらバンドはアイドル

1988年6月21日、シングル「仏陀」、アルバム『仏陀L』でメジャーデビューを果たした筋肉少女帯の35周年記念ライブ。

『大槻ケンヂのオールナイトニッポン』はリスナーだったし、筋少も初期の頃はよく聴いていた(オーケンがいちばん楽しかったという『猫とテブクロ』は特に愛聴していた1枚)けど、ライブは初参戦。
大槻さんと内田さんの2人は3月に開催されたKERAさんの還暦記念ライブで見ていて、何となく予想は出来ていたけど、MCが長い!笑
先日発売されたベストアルバム『一瞬!』でも1曲目に新録が収録されていた「サンフランシスコ」をやった後、早速語り出すオーケン。35年やっていて、喉を痛めるのはMCのせいだと気づいたとか。気づくのが遅いよ。笑

アンコールも含めると2時間15分ほどのライブだったけど、この時間で16曲はかなり少ない。オーケン曰く、「ロックは体に悪い」からこれぐらいでちょうどいいのかも。
それでも「日本印度化計画」「元祖高木ブー伝説」「踊るダメ人間」とお馴染みの曲で盛り上がる。橘高さんのギターが特にカッコよかった。ちなみにオーケンはこれら何十年と歌っている曲でも歌詞を覚えていないそうで(プロンプターのお世話になっている)、「日本印度化計画」でも間違えていた。

アンコールではまず記念撮影をして、デビュー曲「仏陀」に続いて、新曲「50を過ぎたらバンドはアイドル」。この曲を聴きたいがために『一瞬!』を購入したと言っても過言ではないので、最後にこれで締めてくれて嬉しい(予想はしていたけど)。

こういったキャリアの長いアーティストのライブで楽しいのは、ファンの方たちの揃った振付を見ること。5色に変化するグッズのペンライトを持っていて、例えば「踊るダメ人間」ではサビの部分で腕をクロスして「✕」を作ってジャンプ、その後、お辞儀のような動きをしていて、なかなか面白い光景だった(お辞儀は「仏陀」でもやっていた)。