『ある夜、彼女は明け方を想う』(松本花奈監督) | 新・法水堂

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『ある夜、彼女は明け方を想う』

 
 
2022年日本映画 45分
監督:松本花奈 脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ『明け方の若者たち』(幻冬舎文庫)
音楽:森優太 プロデュース:中村優子、中島叶
共同プロデューサー:平部隆明
撮影:月永雄太 照明:西村昌幸 録音:高島良太
美術:片平圭衣子 編集:高良真秀
スタイリスト:森宗大輔 ヘアメイク:反町雄一
助監督:笠井大雅
 
出演:
黒島結菜(彼女)
若葉竜也("彼女"の夫)
小野花梨("彼女"の友人・花音)
北村匠海(僕)
井上祐貴(“僕”の会社の同期、友人・古賀尚人)
仁科咲姫(店員)
土井きよ美(面接官)
 
STORY
留学先のニューヨークで、出張に来ていた現在の夫と出会い、恋に落ちた<彼女>。3年間の交際を経て大学院在学中にプロポーズされ、幸せに溢れた結婚生活を送っていた。しかし、夫の海外転勤と<彼女>に届いた内定通知をきっかけに卒業後の生き方についてすれ違い、2人の人生の歯車はずれはじめる。そんな中、行けなくなった飲み会に代わりに参加してもらえないかと、友人から頼まれる。仕方なく行ったその退屈な飲み会で、<彼女>は<僕>に出会ってしまう――。【「Amazon Prime Video」より】

『明け方の若者たち』のスピンオフ作品。

思えば今年の1本目に選んだのが『明け方の若者たち』だったが、約11ヶ月の間に黒島結菜さん主演の朝ドラが放送されていたようないなかったような…。
まぁそれはともかく、黒島さんには明るいだけで何も考えていないようなキャラクターよりも(いや、別に『ちむどんどん』がそうだと言っているわけではなく)、こういうどこか影のある役の方が似合っている気がする。
本作は<彼女>が<僕>に出会うまでの経緯が描かれていて、ネット上では絶賛している人もいたけど、正直なところ、さほど意外性もなく、つまらなくはないけど別に見なくても問題ないような内容だった。