『マッドマックス/サンダードーム』(ジョージ・ミラー&ジョージ・オギルヴィー監督) | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

『マッドマックス/サンダードーム』
MAD MAX BEYOND THUNDERDOME

 

 

1985年オーストラリア・アメリカ映画 107分
脚本・監督・製作:ジョージ・ミラー
監督:ジョージ・オギルヴィー

脚本・共同製作:テリー・ヘイズ

共同製作:ダグ・ミッチェル

撮影監督:ディーン・セムラー

編集:リチャード・フランシス=ブルース

音楽・指揮:モーリス・ジャール

美術:グレアム・“グレイス”・ウォーカー
衣裳:ノーマ・モリソー

キャスティング:アリソン・バレット

視覚デザイン:エド・ヴェロー

 

出演:

メル・ギブソン(マックス・ロカタンスキー)

ティナ・ターナー(アウンティ・エンティティ)

ヘレン・ブデイ(サヴァンナ・ニックス)

フランク・スリング(コレクター)

ブルース・スペンス(パイロット・ジェデダイア)

アダム・コックバーン(ジェデダイアJr.)

ロバート・グラッブ(ピッグキラー)

アンジェロ・ロシット(マスター)

ポール・ラーソン(ブラスター)

アングリー・アンダーソン(アウンティの部下アイアンバー)

ジョージ・スパーテルズ(同ブラックフィンガー)

エドウィン・ホッジマン(ディールグッド博士)

マーク・スペイン(立ち去った部族ミスター・スカイフィッシュ)

マーク・クーナス(同ゲッコ)

ロッド・ズアニック(同スクルールース)

ジャスティン・クラーク(同アナ・ゴアナ)

シェーン・ティックナー(同エディ)

トム・ジェニングズ(残った部族スレイク)

ボブ・ホーナリー(水売り)、アンドルー・オー(トントン・タトゥー)、オリー・ホール(アウンティの護衛)、リー・ライス(同)、マックス・ウォロール(同)、スーザン・レナード(同)、ロバート・シンパー(同)、ヴァージニア・ウォーク(同)、ギーリング(同)、レイ・ターンブル(同)、ブライアン・エリソン(同)、ジェラード・アームストロング(同)、トニ・アレイリス(立ち去った部族・妊娠中の少女クシャ)、ジェームズ・ウィングローヴ(同タバ・ティンタイ)、アダム・スクゴール(同フィン・マックー)、ジェリー・ダンジェロ(ハンター)、トラヴィス・ラッター(同)、ミゲル・ロペス(同)、ポール・ダニエル(同)、トゥシュカ・ホース(護衛)、エミリー・ストッカー(同)、サンディー・リリングストン(同)、アダム・ウィリッツ(ミスター・スクラッチ)、ベン・チェスターマン(群衆)、リアム・ニッキネン(同)、ダン・チェスターマン(同)、クリストファー・ノートン(同)、キャサリン・カレン(同)、ヒーラン・ロバートソン(同)、ゲイブリエル・ディルワーズ(同)、ヒュー・サンズ(同)、レベカー・エルマログロウ(同)、マリオン・サンズ(同)、シャリー・フラッド(同)、レイチェル・グレアム(同)、ペガ・ウィリアムズ(同)、エマ・ハワード(同)、タラ・ウィリアムズ(同)、ジョアンナ・マッキャロール(同)、ダニエル・ウィリッツ(同)、トビー・メッシター(同)、トーニャ・ライト(同)、チャーリー・ケニー(幼児)、アマンダ・ニッキネン(同)、フィン・ケニー(同)、ルーク・パニック(同)、ウィリアム・マニング(同)、ジェームズ・ロバートソン(同)、アダム・マクリーディー(同)、サリー・モートン(同)


STORY
核戦争で荒廃した近未来の地球。豚メタンガスでエネルギーを製造し、物々交換で市場が成り立っている街、バータータウン。そこに疲れきったマックスが辿りつく。街を見はらす塔の頂に君臨する地上世界の支配者、アウンティ・エンティティは、屈強な部下たちにマックスを急襲させる。この“オーディション”をクリアし、エンティティのメガネにかなったマックスは、この街の地下世界を支配する巨人のブラスターと、小人のマスターの二人組、マスター・ブラスターと闘うことをエンティティから命じられる。マックスは、街の中央に設けられた闘技場、サンダードームで相手のブラスターを倒す。しかし、仮面の下のプラスターのあどけない顔を見てとどめを刺すのをためらう。ブラスターはエンティティの部下に殺され、マックスは砂漠に追放されてしまう。砂漠で気を失ったマックスは、一人の少女サヴァンナに助けられる。彼女に連れられて辿り着いた場所には、3歳から16歳までの子供だけの集団がいた。子供たちは、いつの日かパイロットのキャプテン・ウォーカーが救いに来てくれると信じており、マックスをウォーカーだと思い込む。ある日、数人の子供たちが集団を抜け出し、バータータウンへ向かってしまう。マックスは残された子供たちと共に後を追い、バータータウンで失脚したマスターと手を組んで、エンティティ一派に立ち向かう。【「KINENOTE」より】


『マッドマックス』シリーズ第3作。
『マッドマックス』『マッドマックス2』を観てから7年も間が空いてしまった(なので『マッドマックス 怒りのデス・ロード』もまだ観てない)。


とは言え、マックスだけが共通の登場人物なのでさほど影響はないこのシリーズ。今作から製作国にアメリカがくわわっただけあって、最初のクレジットの書体からして安っぽさがなくなっている。笑

更には前2作はメル・ギブソンさん以外誰も知っている人がいなかったが、まさかのティナ・ターナーさんが出演。


マスター・ブラスターをはじめ本作も個性的な風貌の面々が集まっているが、後半は飛行機事故により遭難した子供たちが登場し、トゥモローランドを目指すことになる。

この辺りは核戦争が起き、荒廃した世界にあっても希望を感じさせるものとなっていた。

なお、前2作の製作を務めたバイロン・ケネディさんは1983年、操縦していたヘリコプターの墜落事故により33歳の若さで亡くなっており、この映画は彼に捧げられているのだが、キャプテン・ウォーカーとは彼のことなのかも知れないな…。