『イカゲーム』第6話「カンブ」 | 新・法水堂

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『イカゲーム』

第6話「カンブ」

오징어 게임 "깐부"

 

 
2021年韓国ドラマ(NETFLIX) 62分
脚本・監督・製作:ファン・ドンヒョク 製作:キム・ジヨン
プロデューサー:ハン・ホンソク ラインプロデューサー:キム・ジオン
撮影:イ・ヒョンドク 照明:パク・ジョンウ[Real Lighting Park]
美術:チェ・ギョンソン[D.art] 小道具:ジヌン[チェウム]
録音:パク・ヒョンス[KPA]
衣裳:チョ・サンギョン[コムコム] ヘアメイク:チョ・テヒ[ハヌル扮装]
特殊効果:パク・ギョンス、キム・チャンソク[JUST]
特殊小道具:ユン・ファンジク[ゼペット]
武術:パク・ヨンシク、チョン・ソンホ[Best Stunt]
編集:ナム・ナヨン[MORI] 視覚効果:チョン・ジェフン[C-jes Gulliver Studios]
音響:カン・ヘヨン[DEXTER LIVETONE]
音楽:チョン・ジェイル デジタル色補正:キム・ヒョンソク[Westworld Magic]
製作室長:イ・ギュテク 助監督:パク・シノン
日本語字幕:千香仙
 
出演:イ・ジョンジェ(ソン・ギフン)、パク・ヘス(ギフンの幼馴染チョ・サンウ)、オ・ヨンス(1番オ・イルナム)、ウィ・ハジュン(警察官ファン・ジュノ)、チョン・ホヨン(67番カン・セビョク)、ホ・ソンテ(101番チャン・ドクス)、キム・ジュリョン(212番ハン・ミニョ)、アヌパム・トリパティ(199番アリ・アブドゥル)、ユ・ソンジュ(111番・ピョンギ)、イ・ユミ(240番・ジヨン)、キム・ソヒョン(244番・祈る男)、キム・ドンヒョン(196番・コンニャク男)、キム・ユンテ(69番)、イ・ジハ(69番の妻)、イ・サンヒ(ユ・リゴン)、イム・ギホン(322番チョン・ミンテ)、ファン・ヨンヒ(308番)、イム・マルボク(453番)、ムン・ジョンデ(151番)、コ・ピョンテク(407番)、チョン・ウヒョク(96番)、ムン・ビョンジュ(21番)、イ・ドゥソク(62番)、クリスティアン・ラガヒット(276番・外国人労働者)、クァク・ジャヒョン(278番・ドクスの手下1)、キム・ドンウォン(303番・ドクスの手下2)、ユン・ヨンギュン(40番・ドクスの手下3)、キム・ユン(122番・ドクスの手下4)、パク・ジョンボム(357番・ドクスの手下5)、キム・ハヨン(32番・ドクスの手下6)、チャン・ヒョンジン(83番・ドクスの手下7)、ソン・ウォンギョン(360番・ドクスの手下8)、クォン・ユジュン(隊長仮面・代役)、チョン・ヨンス(ゲーム案内声)
 
STORY
第4ゲームが始まる前、参加者たちはピョンギら処刑された男たちがさらし者にされているのを見ながら、会場に移動する。まず2人1組になるように言われ、サンウはアリと、セビョクはジヨンとペアを組む。ギフンはイルナムが1人取り残されて失格になるのを不憫に思い、ペアを組むことにする。結局、ミニョが余り、失格となる。しかし、第4ゲームはお互いビー玉遊びをして30分以内に相手の持っている10個のビー玉を奪った者が勝ちというものだった。278番との勝負で劣勢に立ったドクスは一発逆転を図り、サンウもアリに相談を持ちかける。セビョクとジヨンは勝負は後回しにしてそれぞれの過去について話をする。ギフンは認知症の症状が出始めたイルナムに戸惑いつつも勝負を続けるが、連戦連敗で窮地に立たされる。

シーズン1第6話。
 
第4ゲームはビー玉。
相手を見つけられなかったミニョがまず脱落。
まぁこの人なら仕方ないか…という気にさせられますね。
しかしこの『イカゲーム』、第2ゲームのカタヌキもそうでしたが、子供の遊びがベースにあるということもあってとにかく地味。画に動きがないし、ゲームそのものもこれといった駆け引きの妙みたいなものもない。よくこれで世界的ヒットになったものだと思ってしまいます。
 
それはさておき、38名が2人1組になるよう指示され、2人で協力するのかと思いきや対戦しなくてはならない。69番・70番夫妻もその辺はつらいところ。
今回、ギフンにしてもサンウにしてもいやーな面を見せていましたね。特にアリを言葉巧みに騙すサンウ、あんたのそんな姿を見たくはなかったよ…。
突然、イルナムが認知症患者みたいになっていましたが、これは彼なりのプランだったんでしょうな。ギフンは相手が惚けたのをいいことに、「奇数」と言っていたのに「偶数」と言ったと嘘をつくという卑怯な振る舞いに。カンブ(メンコやおはじきなどの遊びの際に同盟を組む相棒のこと)のはずだったのに…。
 
追い詰められた男たちが本性を見せる一方、脱北者のセビョクと虐待する父親を殺害し、刑務所に入っていたジヨン、この2人がお互いのことを語り合うシーンはよかったですね。最後はジヨンがセビョクに勝たせるわけですが、束の間ながら美しき友情でしたなぁ。
それに引き換えジフンとサンウは…(まだ言うか)。