PARCO PRODUCE 2020『FORTUNE』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

PARCO PRODUCE 2020『FORTUNE』

 
 
作:サイモン・スティーヴンズ
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
美術・衣裳:ポール・ウィルス
ステージング:小野寺修二 音楽:かみむら周平
照明:佐藤啓 音響:井上正弘
ヘアメイク:佐藤裕子
歌唱指導:益田トッシュ 通訳:時田曜子
演出助手:陶山浩乃 舞台監督:津江健太
美術助手:原田愛
衣装助手:中野かおる(三茶小町)
制作:藤井良一
プロデューサー:佐藤玄、柳原一太、伊藤達哉
製作:井上肇
 
出演:
森田剛(フォーチュン・ジョージ)
吉岡里帆(マギー)
田畑智子(ルーシー)
根岸季衣(フォーチュンの母キャサリン)
鶴見辰吾(フォーチュンの父ショーン)
市川しんぺー(パトリック/チャーリー)
平田敦子(カーリー)
菅原永二(フォーチュンの部下ホーラス/弁護士/ジェイソン・メイソン)
内田亜希子(フォーチュンの部下ジェーン/トレイシー)
皆本麻帆(歌手)
前原滉(脚本家リチャード・マグウィガー)
斉藤直樹(メートル)
津村知与支(旅行者/カール/警察官)
岩崎MARK雄大
遠山悠介
渡邊絵理
 
STORY
映画監督として成功をおさめたが、自分を幼い頃に捨てた父親とその自殺という事象から常に喪失感を抱えて生きているフォーチュン。自分に対して素直に意見をぶつけてくる若きプロデューサーのマギーに好意を抱くが、彼女は幸せな結婚生活を送っていた。欲しいものが手に入らない焦燥、そして逃れられない悲しみから、出会った女ルーシーに誘われるまま、半信半疑である[契約]を交わしてしまう。【公式サイトより】

イギリス演劇界を代表する劇作家サイモン・スティーヴンズさんの新作を世界初演。
 
現代版『ファウスト』という本作なのだけど、う、ううーん。
本家ファウストに対してあまりにもスケールが小さすぎやしませんか……。歌が入ったりして賑やかなシーンはそれなりなんだけど、プレイハウスでやるには地味な作品だったかな。
 
それより何より森田剛さんの演技がねぇ……。
どうしてこうも小手先のテクニックに走ろうとするかな。外見や台詞回しだけで“役作り”しているようにしか見えなかった。
お目当ての吉岡里帆さんも可愛かったけど、パッとせず。二幕なんて早々にいなくなっちゃうしね。やっぱり吉岡さんは自身がファンの唐組に出るべきでしょう!笑
光っていたのは田畑智子さん。あと、鶴見辰吾さんも渋かったな。唄も歌ってて。
 
上演時間約2時間50分(一幕1時間36分、休憩20分、二幕54分)。