大学院は夏休みに入ったが、来客やイベント、旅行続きだった我が家。

 

 

最近やっと時間ができたので、ピアノを弾きまくっている。

家事と息子の相手は適当にしつつ、空いた時間はかなりピアノに費やしている。

 

今練習しているのはモーツァルトのトルコ行進曲。

クラシックを聴かない人にも(たぶん)お馴染みの曲だが、実は密かに弾ける人に憧れていた デレデレ

 

苦手な譜読みがなんとか終わって、スローペースながら繋げて弾けるようになってきた。

あまりペダルを使わない曲なので、ポロポロと転がるような旋律が楽しい。

 

 

実は、息子の影響による選曲である。

 

最近何を思ったのか、急にクラシックに目覚めた息子。

お気に入りはモーツァルトで、昼も夜もグーグルホームに「モーツァルトをかけて」と命じている。

特に交響曲25番は1日に何度も繰り返し聴いている。

他のお気に入りはヘンデルのメサイア(ハ〜レルヤというやつ)、ヴィヴァルディの四季から「冬」、ベートーベンの交響曲5番「運命」など。

 

YouTubeも音楽三昧で、鍵盤のタッチする部分が順に光る動画などをよく見ている。

 

 

 

こんなやつ。

なんとなく癖になるのもわかる ニヤニヤ

 

 

あまりにもモーツァルトを聴きすぎて、私の頭の中にもモーツァルトがぐるぐる回っている 笑

そんなわけで、自然と手がモーツァルトの楽譜に向かったのであった。


 

私が練習していると、必ず近寄ってきて邪魔をする息子。猫か。

息子はお気に入りの曲のメロディを拾って弾いている。

 

息子には特にピアノを習わせてはいない。

頑固で話を聞かないので、体系的なレッスンは向かないであろう。

音楽嫌いになるような無理強いはさせたくないので、たまに私からちょこっとコツを教えるのみ。

といっても、「人差し指だけでなく全部の指を使ってみよう」とか、「指を伸ばさずに軽く曲げてみよう」とか、そんなレベルである。

 

 

先日日本から3人の来客があった。

そのうち二人は、息子さんにピアノを習わせていると言う。

どちらも男性だが、奥さんがピアノが弾ける子供になってほしいと望んで始めたそうである。

 

「息子さんたちはピアノ好きですか?」と聞くと、実は好きではなく、奥さんに強要されてむしろ泣きながら練習しているのだという。

それを聞いてとても悲しくなった。

好きでもないピアノを強要されて、嫌いになるとは...。

 

 

一応は音大の大学院まで行ったからには、練習が楽しいばかりでないことはよくわかる。

しかし、私は強要されたのではない。自分で自分を追い込んだ辛さである。

 

何にも追われることなく好きな曲を自分のペースで弾く今は、ピアノが楽しくてたまらない。

子供達には、この楽しさこそ知ってもらいたいし、目指すものがあるなら、自ら努力する苦労の上で得る喜びを感じてほしいと思う。

 

 

今の所、息子はほぼ自己学習だが、音階を少しずつ解釈するようになってきた。

指の運びも、下手くそな私の見様見真似ながら、それらしくなってきた。

子供の吸収力にはいつも驚く。

 

今から楽譜が読めるようになったら楽なんだけどだな〜、という親の欲はちょっとどこかにしまっておく 笑

息子の音楽への興味がいつまで続くかはわからないが、とりあえずはこんな感じでゆる〜く見守ってみようと思う デレデレ