一縷人
雨が降ってる。
それを見てる。
…雨か。
それは嫌われがちだけど必要なもの。
僕の目にはそう映るんです。
そう。
世の中には
必要であっても
悪く見えてしまうなって事って多いんだろうなって。
そう。
世の中にはさ
単体に見えて複雑な形を成すものが多数、存在するんだよ。きっとね。
表面の情景から織り成す世界は
ほんの僅かな核から形成されており、
その核に視点を持てる者はごく僅か。
僅か故に異端。
異端は、理解されない。
異端は、一縷(いちる)の存在だから。
が、いつだって異端が変化を生み出すのだ。
そう信じたい。
必要な雨は今日も執拗に降る。