『棟方志功展』を見に行ったついでに
国立近代美術館の所蔵作品も見ることにしました。
「近代美術」というと、なんとなく取りつきにくい感じがしますよね。
近代の代表といわれるアンディ・ウォーホルやジャクソン・ポロックも、
正直わからないという作品ばかり。
抽象的な絵画や直感的に書かれた作品は、理解するのに時間がかかるんです
でも、それで鑑賞から逃げていてはもったいない
たとえ作品の良さが分からなくても、理解しようとする気持ちが大切なんだと思います
ということで、ドキドキしながら所蔵作品展の会場へ
雰囲気が超いい
静かな空間で、観覧者ひとりひとりが美術と向き合っています
1つの絵の前でじっと立ち止まることができるのは、
一人で美術館を訪れた人の特権です
私も、この空間の仲間になれたことがとても嬉しいと感じました
このような「まさに現代美術」という作品ももちろん良いですが、
私は写実的な作品にどうしても目が向いてしまいます
特に左の絵は強烈です
人間の筋肉や肌の質感を生々しく描き、
その周りの背景を思いっ切り簡略化する、という画風、素敵ですね
でも夜遅くに見たらうなされちゃいそう・・・
そして、私が一番ほれぼれしてしまったのはこれ。
セザンヌ『大きな花束』
小ぶりでかわいらしい花々が、
額縁から飛び出して 鑑賞者へ迫ってくるようなダイナミックさを感じました
放射状に伸びた茎、葉、花が、まるで花火のように絵の中で弾け
無造作に乱れたテーブルクロスが海の大波のような迫力を生み出しています。
素晴らしい。欲しい(笑)
所蔵作品展「MOMATコレクション」は、12月3日まで開催されています
新しい自分のお気に入り絵画を、みなさんもぜひ探してみてください
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