DLC前編「碧の仮面」が,9月13日に配信された。
事前情報にて,グラススライダーや毒毒等の技マシンの復活が確認されており,今作では技マシンが多く収録された。その中でも,今回のDLC配信における最大の目玉と言えるのが,「吠える」の技マシンの復活だ。
・吠える復活における対戦への影響
今まで禁止級PTでは小さくなるをはじめとした積み対策が,事前に挑発で防ぐ,滅びの歌,アンコール,ドラゴンテール,雨+雷(小さくなる対策)ぐらいで,どれも安定しなかった。しかし,この技の復活で全て解決。ドラゴンテールの技マシンこそあったが,あちらは命中不安で身代わりは弾けないのに対し,こちらは必中でかつ身代わりごと強制交代させることができるため,使い勝手には雲泥の差がある。この技一つで禁止級PTの性能が大きく上がると言っていい。特に,ステルスロックも覚えるグラードン,ディアルガ,アルセウスは,起点作成型として最高の強化と言えるだろう。前者2匹は禁止級PTでの採用価値が大幅に上昇したと言える。ただし,強制交代させるポケモンはランダムであるため,場合によっては相手に有利な状況を作ってしまうことがある点と,防音や地獄突きで防がれてしまう点には注意。
・作り方
技マシン172 ポチエナのキバ×3 デルビルのキバ×2
但し,DLCを購入していなければ,技マシンの素材が入手できないため,作ることができない。一応BDSPがあれば,BDSP内であらかじめ吠えるを覚えさせることで,ポケモンHOMEを通して覚えさせることは可能だが…。
・覚える禁止級
カイオーガ,グラードン,レックウザ,ディアルガ,パルキア,ギラティナ,ザマゼンタ,白バドレックス,コライドン,アルセウス,ミュウ,ボルケニオン,ザルード
上記の通り,グラードン,ディアルガ,アルセウスには待望の技。レックウザもステロ吠える戦術が可能。ザマゼンタは壁貼り型での起点回避として使えるだろう。DLCでは前世代まで覚えていた技も一部覚えられなくなっているが,吠えるに関しては禁止級で誰一人として没収されたポケモンはいなかった。
待望の吠えるが復活したことで,禁止級PTは大躍進を遂げることとなった。DLCの値段はやや高めだが,今回に関しては(作品そのもののクオリティはともかく)伝説厨にとって十分に価値がある追加コンテンツと言えるだろう。