ネタバレ注意
ネタバレ嫌な方はブラウザバック推奨
ユーザーの予想通り,メガジガルデが実装されたため,その能力を見ていこうと思う。
メガジガルデ
タイプ ドラゴン,地面
種族値 216-70-91-216-85-100 T778
特性 現時点では不明
コアパニッシャーが新技に変化
(無に帰す光,威力200PP10,フェアリーに効く,相手の能力変化を無視する)
持ち物はジガルデナイトで固定
コアパニッシャーを物理で使いたい…と思っていたらまさかの特殊型への完全転向という予想を覆す強化となった。
特攻種族値216はメガミュウツーY(194)どころか特性補正込みのミライドン(197)を上回り,全ポケモン中ダントツの1位である。
これにより,ヘイラッシャ等特防が比較的低い耐久型には強く出られるようになった(尚,HD特化のヘイラッシャは後述の新技で一撃で倒される模様)。
ちなみにコアパニッシャーは新技「無に帰す光」に変化するため技としてのコアパニッシャーは結局使われないままである。
ZA時点では脅威の威力200を誇り,それでいてデメリットが無いどころかフェアリーの無効耐性貫通,相手の能力変化を無視する効果まで付いている。単体の技としてはポケモン史上最強と言って差し支えないだろう。
命中率は不明だがコアパニッシャーが命中100なのでこちらも命中は下がらない可能性がある。
名前に漢字が使われている点,元から威力が倍になる点がZ技,特にウルトラネクロズマの「天焦がす滅亡の光」を彷彿とさせる。
ジガルデの元の性能と噛み合わない強化になってしまったのはどうしても気になってしまうところであり,蛇睨み+蜷局を巻く+サウザンアローでしぶとく粘る戦術をこの形態で行うのは実質不可能である。
とはいえ無に帰す光がここまで火力が高ければ話は別だろう。半減でも一致補正込みで威力150もあるため,一致両半減以下の浮遊+鋼タイプ,鋼飛行タイプでさえも受け出しが不可能である。
ちなみにC特化メガジガルデの無に帰す光はH252カイオーガを確定1発(等倍)という無茶苦茶な火力を叩き出す。技威力の関係上,ミライドンの眼鏡流星群より威力が高い。
このため,元の能力との噛み合いの悪さを加味しても,非常に強力なメガシンカと言えるだろう。
しかし,種族値上昇幅は何故か+70に抑えられている。特に耐久面の低下はフォルムチェンジの条件を加味すると不安を残すところである。
ZA時点ではメガシンカの際にパーフェクトフォルムを経由する必要があるため,この条件で対戦ソフトに実装される場合はかなり扱いにくさが目立つ。
スワームチェンジの「HP半分にならないとパーフェクトになれない」という変身条件はかなり厳しいものである。
しかし,食べ残しの回復と蛇睨み&身代わりを駆使する,あるいはダイマックスで無理矢理耐える動きをすることで,その変身条件でも実用化できるように工夫してきたのである。
これが持ち物固定かつ耐久が下がるとなれば,メガシンカしても大して殴り合いに強く出られず,上から殴り倒される運命が見える。S100も今となっては大して速いとは言えないので…。
このため,壁やバトン等でサポートを加えて,安全にメガシンカできる場作りが必要となる。
一応瞑想を新規習得してくれれば,瞑想で弱点特殊を耐えたり,身代わり瞑想の起点にしつつパーフェクト発動→メガで制圧,というムーブも可能になる。メガした際にオーバーキル級の火力になるため与えられない可能性もあるが…。
逆に形態に関係なくメガシンカできる場合は,初手から高い耐久と超絶火力を両立できるため非常に使いやすくなるだろう。
ただし,1ターン目からカイオーガが等倍で一撃で吹き飛ぶ火力を出せる高耐久の怪物を放った日には間違いなく対戦環境の秩序が壊れてしまうため,その場合は無に帰す光の威力は間違いなく下げられるだろう。仮に下がったとしても威力120以上はあると嬉しい。
ジガルデナイトの説明文が「パーフェクトフォルムになるとメガシンカできる」となっているため,形態に関係なくメガシンカは不可能…に思えるが,スワームチェンジに「メガストーンを持たせてメガシンカする前にパーフェクトフォルムになる」という条件を追加すれば不可能ではないと思われる。
ちなみに特性の効果追加には,7世代のアルセウスという前例がある(あちらはプレートに加えてZクリスタルでタイプが変わるようになっていた)。
現時点では特性は不明。
ここまで能力が高ければ特性なしでも十分強そうだが,開幕メガシンカできない可能性が高い現状,特性も強力なものが望ましいだろう。
何かしらの専用特性が与えられると思われる。
以上のことから,メガジガルデが対戦で活躍できるかは,対戦ソフトで自身に関わる仕様がどうなるかにかかっていると言えるだろう。
とはいえここまでぶっとんだ種族値であればやはり伝説厨は一度は使ってみたくなるものである。
対戦ソフトに実装される際は是非使いやすい性能で実装してほしいものである。
大外しした事前考察


