本日はミュウツー生誕30周年ということで,ミュウツーの歴史について解説する。

なお,6世代以前は対戦環境に触れていないため,簡単な解説となる。


①初代

殿堂入り後にハナダの洞窟で入手できる。

種族値が当時のポケモンの中ではずば抜けて高く,「禁止級」の先駆けとなった存在であった。

VC版は自爆ミュウツー(7世代)やカウンターミュウツーを入手できるソフトとして需要があった。


②2世代

初代から連れてくるしか入手方法がない。

電磁砲はこの世代でのみ覚える。ギャンブル性が高く,実戦向きではないが。


③3世代

ファイアレッド,リーフグリーン(FRLG)で,初代同様ハナダの洞窟で入手できる。

この世代でもカウンター,爆裂パンチといった面白い技を覚える。

FRLGは,Switchで配信されることで話題になっている。

特性を獲得したのもこの世代。伝説特性プレッシャーという悪しき伝統の先駆けとなってしまった。

一応,自己再生や鬼火を覚えるため,禁伝の中ではどちらかと言えばプレッシャーを生かせている寄りではあるのだが…。


④4世代

HGSSで,カントージム制覇後に入手可能。

泥かけを覚えられるのはこの世代まで。

物理特殊の分類が技ごとに行われるようになり,波導弾やシャドーボール等のサブ技の範囲拡大に貢献した。


⑤5世代

何故かこの世代で専用技「サイコブレイク」を獲得。

威力100でPPも多めと使いやすく,当時の基準で言えば強力な専用技であった。

隠れ特性(夢特性)として緊張感を獲得。

特別強い特性ではない上に,素早さ順に関係なく最初に発動してしまうため相手のスカーフを判別できないというデメリットが目立つ。

しかし,普通のアタッカーとして使う場合,プレッシャーは死に特性であるため,半減きのみや回復きのみを封じられるこちらが(消去法で)使われる傾向にあった。

過去作から連れてくる以外では配布でしか入手ができなかった。


⑥6世代

メガシンカ2種類獲得というとんでもない強化を受けた…かに思えたが,Xは一致物理が貧弱かつ特性が弱い,Yは種族値配分が酷いということで,はっきり言って失敗強化と言わざるを得ない。後述する7世代環境でも大して使われていない。

XYでは殿堂入り後に捕獲できるが,色違いは出ない。


⑦7世代

サンムーンではZ技を獲得。サイコブレイクをZ技にすると物理耐久計算から特殊耐久計算になり,特防が低めなゲンシグラードンに刺さる。

また,吹雪をZ技にしてイベルタルを倒す型も開発されるようになった。

USUMではウルトラワープライドの緑ホールで入手できるが,辿り着くまでが大変。

新たな高速エスパーアタッカーとしてウルトラネクロズマが登場したが,自身は寧ろそれを1上回る素早さが大きく評価され,立場も向上した。

日食ネクロズマにはサブ技で弱点を突いても大したダメージは与えられず,エスパー技も1/4で受けられてしまうが,上から鬼火や挑発で妨害できるため不利ではない。


この世代では,実力の高い伝説厨によって多種多様な型が開発され,最強とは言えなかったものの強豪ポケモンの1匹という扱いを受けていた。


⑧8世代

DLC前編までは,内定している禁止級が少なかったこともあり,スタメン級の実力者であった。

悪巧み+ラムの実+暴風ダイジェットで,起点作成型ポケモンを起点にして全抜きする動きがシンプルに強力であった。


しかし,DLC後編。

最強ポケモン,黒バドレックスの登場が,ミュウツーの運命を狂わせることとなった。

火力,素早さでミュウツーを上回り,特性もミュウツーの夢特性の完全上位互換,上から一方的に弱点を突いてくると,まさしくミュウツーの天敵と言える存在。

このバケモ…禁止級の登場により,評価を急激に落とすことになってしまった。

しかし,この世代では,ダイジェットや広い技範囲が差別化要素として成立していたため,まだ完全に立場を奪われてはいなかった。

黒バドが技範囲を狭めにされていた点にも救われていたと言える。


⑨9世代(SV)

禁止級伝説で唯一最強レイドに登場する等,相変わらずの高待遇である。

しかし,今作では初期から黒バドが使用可能,技範囲の差別化もテラバースト実装で機能しなくなったことで完全に立場を奪われてしまった。

それだけでなく,一般ポケモンの大インフレも進んだことで,環境で活躍しているポケモンの多くに勝てず,最弱候補に転落してしまった。


詳しくは下記の記事で


一応,補助技の多さから,襷を持たせれば最低限の仕事が出来るという強みがある点は評価されているが…


⑩レジェンズZA

配信サブミッションで入手可能。色違いは出ない。

ランクマッチでもシーズンによっては使用可能。

悪巧み等の積み技や遠距離の特殊技が強いことから,メガミュウツーYが大活躍している。

メガミュウツーXも,豊富な物理サブを活かして敵陣に斬り込み弱点を突いて倒す動きが強力。しかし今作でもインファイトは貰えなかった。


内定している禁止級が少ないというのもあるが,久しぶりにミュウツーが活躍できる環境となっている。


以上がミュウツーの30年の歴史である。

10世代やチャンピオンズ以降ではどのような待遇を受けるのであろうか…。

今後の躍進を願うばかりである。