皆さんおはようございます。

 

今回は「今の高知県民が聞いたら嘘だと言いたくなる3つの事実」というタイトルでブログを綴りたいと思います。

 

凋落激しい今日の高知県。あと20数年もしないうちに県内の各都市は市としての体すら守れないようなくらい人口が減るでしょう。もうお先真っ暗なわが郷土ですが、昔はとにかく今と違いました。母や職場のベテランさん、高校の恩師から聞くと、今よりも活気があったそうです。

 

今回はそんな昔の高知県の凄い事実3選をお送りしたいと思います。

 

1:戦前の高知は林業でむちゃくちゃ栄えていた

 

これは高校の恩師の義理のお母様が実際に仰っていたことでして、

今日の高知県のように経済基盤がぜい弱・・・・・ではなかったんですよね。

 

それこそ同じく農業国家だったフィンランドのように「緑の黄金」、すなわち林業で高知県はとても栄えていました。

 

大雨の記録地帯で有名な高知県吾川郡いの町の柳瀬地区や、

柚子の名産品で有名な馬路村なども、林業で栄えていた代表的な地域で、

とくに馬路村に関してはご存知の人もいらっしゃるかもしれませんが、森林鉄道なども通っていたこともあり、

 

「こんな山の中にこんなに人がいるのか!!!!!」

と言うくらい何千人もいて、その頃の巨大な宿舎が今も過去の遺産として1棟だけ残っています。

 

しかし戦後は海外からくる安い木材に押されてしまい、次第に林業はすたれていきました・・・・・。

 

2:ジャズ喫茶アルテック

 

「チホ―なんか有名アーティストが来ても人なんて集まらないし、やっぱり都会がいいよね~」なんて嗤っているそこの都会もん!!!

高知だって昔は有名アーティストがたくさん来てたんですよ。

 

それは高知駅から東へ700m、高知市北本町にあったジャズ喫茶「アルテック」

 

私もよく昔そこを通りかかるとビルの2回の大窓に黒ヒョウのちょっと怖い大きなジャケットが貼ってあり、

子供心に「ちょっと近寄りがたい」なんてずっと思っていました。

 

しかし最近になって母から聞かされたのは、そこはアルテックという有名アーティストがよく来ていたジャズ喫茶だったということ!!!!!

 

つくづく「行きたかった・・・・・」と残念でなりません。

 

特に母は若いころ・・・・・・・

あのチェット・ベイカーに会ったことが!!!!!

 

チェット・ベイカーと言えば無茶苦茶有名な、中性的な柔らかい声でファンを魅了したアメリカ西部のジャズトランぺッターです。

マイルス・デイヴィスとともに人気を誇っていたあのチェット・ベイカーが高知に!!!!?!?!?

 

都会の人間はもちろんのこと、今の高知県民だってこれを聞いたら嘘だと思う事必見です!!!!

 

さらにアルテックには渡辺貞夫、アンリ菅野、今田勝、山本剛、中本マリ、

海外アーティストもマル・ウォルドロン、バーニー・ケッセル、アン・バートン、テテ・モンテリュー、アート・ペッパー、ビル・エヴァンス、ローランド・ハナ、レッド・ガーランド、モンティ・アレキサンダー、ハンク・ジョーンズ、アニタ・オデイ、ジュニア・クック、シェリー・マン、ルー・ドナルドソン、クリス・コナー、ケニード・リュー、カーメン・マクレエ、ハリー・エディソン、エディ・ロックジョー・デイヴィスなどなど・・・・・・

 

サラッとすんごい面子ばっかり来てる・・・・・・・

 

残念ながらアルテックは2016年10月にビルの老朽化で閉店、解体されてしまいました。

 

しかしすごいですよね・・・・・世界的アーティストが大勢こんな田舎に来ていたなんて・・・・・

 

3:総人口90万人突破!!!!

 

これまた嘘だと言いたくなるかもしれません。

現在の高知県の総人口は66万人・・・・・かなり減っています。

 

実は戦後間もない昭和31年4月の調査で高知県の総人口は

905944人!!!!!!!(昭和32年高知県統計書調査)

嘘やああああああああああああああ!!!!!!!!

https://www.pref.kochi.lg.jp/toukei/toukeisho/s32/s32-03/s32-3-001.xls

ここに動かぬ証拠が・・・・・・

 

今まで新聞なんかでは高知県の人口ピークは88万2千人と聞いていただけにこの事実は寝耳に水でした。

 

しかもこの頃は市部よりも郡部のほうが人口が多く、

高知県内の他の市町村のなんとまあ人の多いこと!!!!

 

私の大好きな四万十市(旧中村市)に至っては41233人!!!現在の3万2千人を考えるとすごい凄い・・・・。

 

ドラマ「歌姫」で有名な土佐清水市も33110人!!!!現在12388人・・・・・

そりゃドラマの中で映画館があったはずだ!!!!

 

子供の頃サッカーをしていた時によく試合のため訪れていた佐川町なんかは18236人!!!!

 

しかしこの当時の比較して凋落が一番激しいのは高知県梼原町(旧梼原村)

この当時の村民の数は11217人、

 

町に格上げとなった現在は3307人・・・・・・・・

 

なんで町に格上げになったのに人口が3分の1以下になってんだよ!!!!!!!

 

現在人口366人と、どこの風の谷だよ!!!と言いたくなるくらい人が減っている大川村に至っては、

この当時4196人!!!!!

 

村おこしが「成功している」と言われている馬路村も現在人口745人、

昭和32年調査では3146人・・・・・・・!!!!!!

 

なんとまぁ桁違いに人が多かったことか・・・・・・・。

とにかくこの90万人を突破したころの高知県、

人口5桁以上の市町村がなんとまあ多いこと!!!!!

 

とにかく栄えていたんですねぇ~~~~・・・・・・。

しかし現在は人口66万人・・・・・・、最盛期より24万人も減ってしまったんですね・・・・・・。

 

軍隊でたとえて言うなら、4~5個軍(24万~25万人)が全滅してしまったのに等しいです。

 

まとめ

 

最盛期の高知県がなんと栄えていたことだろうという事がお分かりいただけたかと思います。

 

しかし現在の高知県の凋落はなんとまあ激しいこと・・・・・・

今の高知県を見ていると心底、絶望しかない・・・・・・・。

 

これらの話は自信のちょっとだけの調査と身内や職場の方々や恩師からなど、人づてに聞いて集めた情報を公開しました。

 

また高知県が栄えてくれたら、といつも切に思っています。