甘えの渇欲

甘えの渇欲に叶えば理性を失くし
今まで苦しんだ分も欲しくなって
無縁の都合に巻き込み罰は当たる
今の内に確りと溜めておきたくて
際限なく気を抜いて限度を超える
寝溜めは効くが溜め寝は効かない
浮かれ過ぎて碌でもない姿を曝す
幻惑の魔物に苦しむ覚悟を決めろ
雷鳴が轟く運命の岐路に立つんだ
犯した過失を贖う為に駆け出して
闇路を迷いながら血路を切り拓け
想像を絶する緊張感が駆け巡る中
動揺が滲み出して隠し通し切れず
本意に反した言動が後を絶たない
煽動に熱くなり過ぎて脇道に逸れ
研ぎ澄まされた意識は感じ過ぎる
恐れる壁は神速で感じず突破しろ
一言足りとも本音を外に出せない
いくら抱え込んでも全て届いてる
確かな信頼性は行動力で示すんだ
恐怖の意地の張り合いを片付けろ
人波を一瞥して違いを見抜くんだ
悲しい犠牲を選んで諦めた瞬間に
追い掛ける鋼鉄の意志が打ち破る
人に合わせるばかりが能じゃない
まだ最後と言う名の最初を挙げろ
確固たる自分を持って生きるんだ
人を過信して配慮を疎かにするな
いくらも爪痕は転がっているんだ
後がなくなって本気が爆発する中
磨き上げた紅蓮の精神力が燃えて
降り掛かる災いなど望むところだ
餓狼を彷彿とさせる攻めの姿勢で
二目置かせるほどの度胸を魅せろ