■回復へ
サイトメガロを叩く薬を飲み始めて1週間で食事が取れるようになり、
そして歩けるようになった。
以下の画像は固形食がはじまり、早速メニューに不満を漏らすニャンコの図である。
数日後、カラカラと一緒に自力歩行が可能になる。
さらに点滴がとれる。
そしてさらに数日後、ついに退院が決まった。
■無事、退院。
4月某日。私は東海大学八王子病院を無事退院した。
以下の画像は退院手続き中で、はしゃいでいるニャンコの図である。
退院できるなんて夢のようだ。
家族のサポートがあったお陰で、ここまで来れた。
本当にありがとう。
また主治医のS先生に「体力が回復し次第、大腸全摘手術を受けたい。」旨を伝えていたので、
退院時に横浜市民病院のS先生への紹介状を書いて頂いた。
そして同年夏。
私は横浜市民病院で大腸全摘手術を受けることになるのだった。
その時のいきさつについては、また別の機会で語ろうと思う。
結果から言えば、手術は見事に成功し、今では普通の生活を送れるようになった。
私の潰瘍性大腸炎は完治したのである。
■桜の木の下で
桜はまだ残っていたが、緑の葉っぱも増えてきていた。
そんな散り際の桜であっても、一時期は(今年は桜を見れないかも。)と思っていたので、
見ることができて、私は本当に幸せだった。
以下の画像は、桜の下で記念撮影するニャンコ夫妻である。
大病を経た後だと、何気ない日常が眩しく見える。
そして家族の絆のありがたさを改めて再確認できた。
私は幸せ者だ。
東海大での入院生活を振り返る度にそう思う。
病気は大変だが、病気にかかったからこそ「得たもの」、「見つけたもの」も確かにあった。
そういう意味では、これはこれで「いい思い出だった。」と言えるのかもしれない。
ただそれは、過ぎた今だからこそ、言えることでもある。
イエイ!
(完)
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