前回の北投青硫名湯に行く前のお話です


北投温泉は1894年ドイツ人によって発見。日本統治の時代には一大温泉リゾートとして開発され、昭和天皇も皇太子時代に行幸されたこともある歴史ある場所です



1913年に静岡の伊豆山温泉をモデルとした北投温泉公共浴場が建設されて多くの人々(日本人)が押し寄せたそうですが、戦後数十年が経つと廃墟となり、その後地元の人たちの救済活動から復興を遂げて今の温泉(銭湯)博物館になったのだそうです



新北投駅から川沿いを歩いて5-6分で到着です






お〜!なかなか素晴らしい建物



(かつての姿)


入場料は無料!で、二階が入口です



中に入るとなんとお馴染みの下足箱がありました

そこに靴を入れて中に入ります



その先には、舞台もある畳敷の大広間



(かつての姿)



眺めの良いテラスもありました



(かつての姿)


大広間の壁にはなんと、田中みずき絵師のペンキ絵がありました!富士山と北投の風景や博物館も描かれた、田中絵師らしい明るく面白いデザイン





一階に下りると、かつての浴場たちの姿がありました



こちらは女性用の家族風呂だったようです



タイルが可愛らしい



洗い場も再現




そして大浴場です


ちょっとテルマエロマエのローマ風呂みたいで

デザイナーによる飾りもありました



(かつての姿)



その一角では

2023【錢湯聚 Together in Sentō】

と題した展示コーナーがあり、銭湯文化の紹介や豊島区の妙法湯との交流、田中絵師や銭湯大使のステファニーさんのインタビューなどの展示などを通じて、銭湯文化の魅力を伝えていました












日本の銭湯文化と台湾銭湯が

こんな所で繋がっていたとは素晴らしいです


こうした展示以外にも、この北投温泉博物館の復興を起点として、この北投を温泉の街だけでなく文化的再興の街として取り組んでいる展示などもありました



いや〜実に素晴らしい!




と、銭湯気分も高まったところで、すぐ近くにある台湾銭湯の瀧乃湯浴室へ向かったのでした





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さて台湾遠征編、

次回は孤独のグルメを探訪します