グリスアップなどでハブの分解時、ロックナットがなかなか緩まないこと多いですよね。
ビンテージパーツとかだと時間も経過してなおさら。
経験値の多い方なら当たり前のことなのかもしれませんが怪我も防げる作業方法。
よくハブのメンテナンスとかを検索するとロックナットを緩める際に
球押調整と同じ方法で緩めようとする下の様な画像が紹介されているのがほとんどかと思います。

これ、実際に緩みにくいことも多く、力任せにやると、いきなり緩んでハブスパナの角度によっては手を挟むとかあったりします。
緩めば良い方ですが、ハブスパナがプレス薄口の物が多いので最悪は予備パーツも少ないビンテージの球押しやロックナットを舐めるってことにもつながります。
舐めてますます緩めにくくなりジャンクっていうことも。
そしてロックナットを緩めるときは球押しはベアリングボール方向に動くので、勢いで球当り面に強く当たるのも嫌だなと。
まあ、実際の走行だとそれ以上に圧が掛かってるから大丈夫とは思うけれど精神衛生上に気持悪くないほうが良いのです(笑)
で、私がやってる方法はこれ。

左右の外側のロックナットにハブスパナをかけて緩める方法。
で、どちらかのロックナットが緩むので緩んだ方から分解作業する。
いったん緩むと逆側も緩めやすいのでお好きなように(笑)
これで作業すると球押し関係ないし、急に緩んだ勢いでスパナで手を挟むことも無く比較的に楽に緩めることが出来ます。
ホイールに組んであっても同じかな。
身体でホイール押さえながら両側の外側のロックナットにスパナ掛けて、じんわりと緩めていくと当然なめるリスクも減少し体重も活かせるので、あっさりとパキっていう固着が剥がれた音と共に緩む。
もちろん、組む時の球当たり調整はこっちで!

じゃないといつまでたっても球当たり出ませんね(笑)
まあ、作業手順についてはそれぞれ作業者の考えや趣向もあるので、私的にはこういう方法です。
ロックナット緩めにくいなと感じた時に思い出して、試してやってもいいぞって感じで(笑)