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上がり3ハロン32秒8。

勇猛果敢に、Fマリノスと共に。

試合から1週間経っていますし、

皆さん咀嚼も終わっていると思いますが。

 

スタッツを見ても分かる通り、完勝と言って良い内容。

ただ、相手は明らかに仕上がり途上の段階で、

1週間前にもエースFWを抜かれるなど、完全に手負いの状態。

久しぶりのACL、しかもアウェーという観点を除くと、

ある意味勝って必然だったゲームで、ホームで当たる時に

同じ感覚で当たってはいけないかなと感じています。

 

カギになったのは、全北のテルへの過剰反応だったと思います。

アタッキングサード手前まで運ぶのが左の方が楽だったようで、

ヒートマップとか見ると左にバイアスがかかっているように

見えるようなのですが、実態は左にバイアスがかかったというより、

テルに警戒が偏重していて、他が自由にしてもらえた結果、

正直ある程度やりたいようにやれた、というのが実態かなと。

 

なのでシュートベースで見るとそんなに左・左っていう感じでもないし、

特に後半などは退場の影響もあってラインも低くて、

真ん中も結構スペース空いていてリズムも作りやすかった印象でした。

実際、ハイライトをご覧になるだけだと、むしろ左からの崩しは

あまり出て来ないかなと思います。

 

自分たちのリズムでやれれば、

今の我々ならこういう結果を得ても別に不思議は全くないし、

至極順当な結果だったかなと思います。

 

あとは、巷でも色々言われていましたが、

梶川がチャレンジして失点したシーン(敢えてこういう言い方)は、

GKやっていた身としては、

いくらハイラインの支えになるべきとは言っても、

DF2枚いて相手も2枚、完全に裏へ抜けられている訳でもないので、

あれはやっちゃダメ、という風に思う反面、

マリノスでの公式戦初戦ですし、失点しても勝った訳で、

良い経験、ということにしちゃってもまぁ良いのかな、と。

そういう意味で、幸運な落としどころだったかな、と思います。

 

去年のGLを見ると、2位通過のボーダーラインが勝ち点9~11。

そのためにまずアウェーで3を積めたのは何より。

今日も勝って6なら俄然優位に立つので、1つ1つ闘っていきましょう。

 

【チーム採点・寸評】
横浜Fマリノス 6.5
相手との仕上がりの差をハッキリと見せつけて快勝。

久しぶりのACL初戦をアウェーで迎えた点を考えれば十分な結果。

 

【横浜|採点・寸評】
GK
21 梶川 裕嗣 5.5

マリノスでの初の公式戦とは思えない安定感で、

基本的には安心して見ていられる時間が多かった。

1失点は余計ではあるが、結果として勝ち点に影響を及ぼすことはなく

このタイミングでこの形での失点を経験できたのはラッキーだった。

 

DF
27 松原 健 6
先制点の起点を含めて、主に攻撃面で存在感。

守備もそつなくこなした。


13 チアゴ・マルチンス 6.5
XEROXで何かのスイッチでも入ったのか、攻め上がる場面が多く、

決定機を何度もお膳立て。守備面でも問題なくワークし、

XEROXでの結果を払拭。

 

44 畠中槙之輔 5.5
これと言って悪い点は見られなかったが、強いて言えば失点シーンは

もしかすると畠中側からのコーチングでどうにかなっていた可能性も。

怪我が心配。

 

5 ティーラトン 6
相手陣内への左からの攻め上がりに余裕があったので、

大きな問題もなくプレー、2点目のOGの起点にもなった。

ただ、ACLでの経験値を見せつけるほど

超抜のデキ、という訳でもなかった。


MF
6 扇原貴宏 6
安定したプレーで90分落ち着きを与えた。

8 喜田拓也 6
そこまで押し込まれる時間帯も多くなかったため、

良さが顕著に出るシーンは多くは無かったが、十分。

 

9 マルコス・ジュニオール 6(85分 OUT)

恐らくいつもよりはやりやすかったはずだが、

その中ではそこまで目立つ場面は多くなかった。

悪い出来ではなかったが。


FW
23 仲川輝人 6
かなり警戒される中でも持ち味を発揮、アシストも記録。

後はゴールだけ。

45 オナイウ阿道 6

XEROXに比べてチームメイトも裏抜けの特徴を理解したのか、

チャンスのシーンはかなりあったが決め切れず。

ただ、相手GKが当たっていたのもあり、次のゲームこそは。

 

11 遠藤渓太 7(89分 OUT)

エリキ不在の中で、キレにキレて結果を出した。

文句なしにMOM。

 

途中出場
FW
7 大津 祐樹 -(85分 IN)
出場時間こそ短かったが、試合にクロージングをかける役目を

キッチリとこなした。

 

MF
18 水沼 宏太 -(89分 IN)
出場時間が短く、採点対象外。
 

監督
アンジェ・ポステコグルー 6

手腕を発揮するべきシーンがそれほど多くないゲームにはなったが、

ACL初戦で必要としていた勝ち点3を難なく手にした。