コロナウイルスのせいで在宅勤務なども増えてはいるだろうし、大学もオンライン授業をZoomなどで行うと、はたして上京する意味はあるのだろうかと思えてくる。
かつてクルマがステータスだった頃、都市部では高くて自分の家が買えないから、かわりにクルマは気に入ったのを買って満足する、ということがあった。
東京23区内などは駐車場代に数万円かかるので、クルマは持たないという人も多い、賃貸物件を探しても、敷地内に駐車場があるのは希少物件で物好きな人向けになったりする。なんとか駐車スペースをクリアすると、家の値段は東京と地方には差があるが、クルマの値段は全国どこでも同じなので、都心でもクルマを持つことはできる。
欧州メーカーが次世代の車種を内燃機関を廃止してEVまたはPHEV(プラグインハイブリッド)にしようとしているが、日本では、トヨタでは普通のハイブリッドがまだまだ多く、日産ではリーフがEVで、ほかにe-POWERという電気で走るけれども発電用の内燃機関を搭載したものがいくつかラインナップされている。値段はe-POWERのが安いようだ。搭載しているバッテリーの大きさが違う。
EVを本格的に使うためには、PHEVも含めて、自宅に普通充電できる設備がいるようである。200Vの電圧に15A(アンペア)で3kwの電力(200V×15A=3000W)となり、30Aなら6kwであるが、どのみち200Vにするのに自宅に工事がいる。電気料金の見直しが必要になったり、ブレーカーが落ちたりする可能性もあるようだが、本来は自宅で深夜電力を使って朝までに満充電して乗り出すようになっている。車内の温度調整は外部電源につないだ状態でエアコンを設定できれば走行中の操作を減らすことができる。
リーフの場合は40kWh(上位車種は62kWh)の総電力量で、BMWi3の最新型で42kWhの総電力量。自宅の標準的な普通充電では実用レベルに充電するには10数時間を要するが、これで約400kmを走るのだが、出先の公共スポットで急速充電をする場合は30分から1時間弱となる。宿泊する場合は一晩で普通充電をする手もある。
ガソリンを入れる場合は、どのみちガソリンスタンドまで行くわけだから、クルマを置く場所さえ都合がつけられれば、いなかの自宅でも都会のマンションでも同じだと思っていたけれど、この使い方では、ガレージのある場所がクルマを使う基本になり、自分の家を中心に使うことになる。給電は雨天でも差し支えなく、荒天でなければ屋外でもいいようだが、雨のかからないガレージがある方が望ましいような気はする。とすると、まだまだ先の話なのかもしれないが、EVだけが販売された場合、PHEVは割高で対象から外れると、近くの急速充電を利用するしかない層と、自宅で夜中に深夜電力を利用する層と、格差が出てくる。
地方から都心へ出てきて同じように暮らそうとしても、同じようには行かない面がさらに出てくる。