東京で1日に800人とか600人とかに増えてきて、全国では1日に3000人ぐらいになる。
フランスは1日に5万人とか3万人といっていたが、今は1万人ぐらいのようだが、人口は日本の半分ぐらい。ドイツでも1日数万人に増えてきて、スウェーデンは1日8000人ぐらいらしいが、人口は日本の10分の1ぐらいである。
感染者数が少ないところは、重症者や死者の割合も低くなる。どうもヨーロッパでは風邪のように普通にすぐ感染してしまうようにも思える。だから家を出るな、というわけだが、日本では経済を止めてはいないし、外では普通に人が往来している。
おそらくウイルスに接したとしても、自己免疫で抑えつけて発症しないような場合は、人にもうつさないのではないかと思う。そんな人が日本には多くいるのではないか。もし潜伏期間で2週間後に発症してしまうような人がいたら、感染リスクはある。しかし例えば人間から動物への感染はあるが、感染した動物からは、毛皮用のミンクを除いてペットから人への感染報告はなく、動物は高い免疫機能で抑えつけているので、自分も重症化しないし、人にもうつさないと考えられる。そう考えなければ、入院して回復した人が人にうつさなくなる説明がつかない。
日本の伝統的な食事では、発酵しているようなものがきわめて多い。世界共通、人類共通ということもできる。東京で昼に外食をしても、漬け物と味噌汁はたいてい出てくるし、醤油も使われる。これらは乳酸菌発酵しており、日本ではヨーグルトなどとというものは最近入ってきたが、もとから乳酸菌を利用してきた。
鰹節も荒削りを除いては乳酸菌発酵している。なぜ、鰹節や漬け物が腐らないかというと、漬け物の場合は塩分が多いせいもあるが、乳酸菌がいるせいで、腐敗菌が活動しづらくなるからである。日本人が普段食べるもので発酵食品でないものは、白米があるが、昔は雑穀をよく食べたので、これは乳酸菌など腸内細菌の餌となる食物繊維を多く含む。かりに乳酸菌を外から摂取しても、胃酸でやられるという話もある。しかし、もともと乳酸菌がいるような食材は、体内にいる乳酸菌にとっての栄養源になるし、乳酸菌とは同種の菌の総称なので、死菌もほかの菌の栄養源になる。例えばカルピスの乳酸菌は殺菌されており、長期間もつが、ヤクルトでは殺菌されていないという違いがあるが、それほど区別されていない。
発酵ということでは、酵母による発酵は、ビール、ワイン、パンなどがあり、人類の文明の起こりから利用されてきた。酵母とは、英語のイースト(yeast)の訳語であり、イースト菌ともいうが、これは細菌ではなく、単細胞のカビやきのこの仲間である。今、どこにでも消毒用のエタノールがおいてあるが、アルコールは酵母が糖を分解して、二酸化炭素とアルコールができるのであり、酵母がこれらを産生している。人に役立つという部分では、人類の文明の起こりから、我々のためになっている。ところで酵母自体もアルコール濃度20%を越えると、アルコール生成をやめるらしい。アルコールは、菌やウイルスの膜を溶かしてしまうので、中身が出てきてしまうようになり、不活性化する。一方、殻で包まれている場合(ウイルスの場合はエンベロープのないノロウイルスなど)はアルコールは効かないらしい。
外国でもチーズやヨーグルトや、魚の漬け物など、乳酸菌発酵をした食品はある。しかし、肉と野菜に調味料は塩胡椒だけという場合は当てはまらないし、日本では醤油を使うだけでも、発酵食品ということになるから、乳酸菌関連の消費のレベルが違うように思う。
そんなことを考えていたところ、今感染が深刻なのは、アメリカ、インド、ブラジルであるが、インドは多いがインドに接しているパキスタンは少なくて、しかも検査をして陽性でも殆どが無症状で重症者も少ないという。アフガニスタンも少ないが、その場合は統計自体が怪しくもあるようだが、パキスタンは専門家も説明がつかないという。一つは、平均年齢が20代という話もある。
日本ではインド・パキスタン料理でくくられていることもあるが、パキスタンではカレーがよく食べられていて、水を入れないでヨーグルト100g入れたりするようだ。4人前なら400g丸ごと入れることになる。これを朝から食べる。普通の煮物でも味噌煮込みのように、ヨーグルト煮がある。
インドでももちろん乳製品は多く利用されていて、家でも作られるし、ラッシーという飲み物もある。しかし、地域が広く北と南でもずいぶん違うし、カーストという社会の階層でも違う。インドカレーのレシピでは、スプーン1杯の隠し味にヨーグルトを入れる、というレベルでは全然違う。タンドゥリーチキンというものもヨーグルトを使うが、結局摂取する量はわずかだ。それから、ベジタリアンが多いが、極端なベジタリアンは根菜を食べないか、或いは食べる人でもはしたないと思われている。根菜とは、具体的には玉ねぎ、ニンニク、じゃがいも、人参などだろうが、玉ねぎにはオリゴ糖が多く含まれている。腸内のビフィズス菌は、オリゴ糖を餌に活動をする。オリゴ糖は、蜂蜜などにも含まれているが、腸内細菌にも種類があって、多くの種類をとった方がいいらしい。宗教上の理由から、豆しか食べないような人は、偏食をしていることになるので、腸内細菌の環境的には、よくないのだろう。
パキスタンにはイスラムの戒律はあるが、豚肉とアルコール以外ほぼ自由なので、玉ねぎもじゃがいもも使うときには大量に使う。
おそらく、乳酸菌などの発酵食品と食物繊維という組み合わせが、体調を維持してウイルスなどによる災厄を寄せ付けないことに意味があると、自分は考えているが、あくまでも自己責任ではある。