ウイルスから身を守る方法 | きっしーのブログ

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 よく手洗いうがいというが、手を洗うと手の表面の細菌も死んで数が減り、元に戻るには1日ぐらいかかるらしい。手や顔には表皮ブドウ球菌という常在菌がいて、汗をかいて肌がアルカリ性になると、表皮ブドウ球菌は汗や皮脂を養分にして脂肪酸を作り肌が弱酸性になる。脂肪酸からは抗菌ペプチドというものが作られて、病原菌である黄色ブドウ球菌などの繁殖が妨げられ、またグリセリンという肌の水分を保持する物質も作る。黄色ブドウ球菌は毒素を出して、食中毒の原因になるが、アルカリ性の方がそのような細菌がよく繁殖して、弱酸性の方が抑えられるらしい。

 昭和の時代には、これを逆に教わることがあった。肉や魚が酸性食品で、アルカリ性の方が体によく、イメージ的にも海の水はアルカリ性で、物が酸化するのは錆びることだから、では酢やレモンはどうなのかと思うが、今ではこのようなことは言わない。熱帯魚の水でも、弱酸性の方が雑菌は繁殖しづらく、アルカリ性の水では苔などの人から見て不要なものがつきやすい。飲み水でも、硬度の低い水を軟水、硬度の高い水を硬水というが、ミネラルウォーターというかぎり、ミネラルの多いのが硬水ということになるが、日本やアメリカ産の水は比較的軟水でphが低く弱酸性で、日本でも温泉水はphが高い弱アルカリ性、ヨーロッパの水も硬水だが、硬度の高い水を飲むと、お腹を壊すことがあり、日本の水の方が体にいい。水道の水がそのまま飲める国ばかりではないらしい。

 石鹸で手を洗うと、石鹸はアルカリ性なので汚れは落ちるが手荒れしやすく、手を洗うための泡石鹸のようなのは弱酸性と表記されていることがある。人間の体内も、弱酸性なのが健康体で、アルカリ性になる方が病原性のある細菌にとっては好都合のようだ。よく善玉菌、悪玉菌というが、善玉菌というと代表的なのが乳酸菌というものである。

 乳酸菌とビフィズス菌の違いは、どちらも嫌気性細菌であるが、乳酸菌は通性嫌気性細菌といって、酸素がある環境にも適応しているが、ビフィズス菌は偏性嫌気性細菌といって、酸素が20%ほどある大気中では例えば10数分とかで死滅してしまう。しかし、腸内の整腸作用のようなものはビフィズス菌は乳酸菌の1000倍ぐらい有力ともいう。しかしビフィズス菌も広い意味では乳酸菌の一種である。

 最近金星の大気中にホスフィン(リン化水素、PH3)というものが観測された。望遠鏡で見えたというが、そんな気体が見えるわけはないので、スペクトルというものを解析して成分を調べたらしい。スペクトルとは光を波長ごとに分解したようなものだ。木星や土星のようなガス惑星はほとんどが水素やヘリウムのガスで出来ている。中心部のコア(核)は固形なのかもしれないが、高温高圧のガス惑星にはホスフィンが存在するらしいが、地球環境下では嫌気性生物がホスフィンを作り出すとされている。金星の大気にホスフィンが含まれるということは、未知の物理化学現象が生じているか、或いは、ビフィズス菌のような生命体が金星の大気中を飛び回っていることになる。後者の方が説明は容易になる。ただし、ホスフィンは人体に有害なので、直接ビフィズス菌と同じということではないかもしれない。もし金星にいたら大変なことだが、嫌気性菌は20cm以上の深い泥の中などにいて、人や動物と共生しているのは、太古の大気は酸素が殆どなかったが、シアノバクテリア(藍藻)すなわち葉緑体のようなものが二酸化炭素から大量の酸素を作り出して現在のような彼らにとって生きづらいことになったので、酸素がほとんどない小腸や大腸の中にいるのである。

 つまり乳酸菌などにとっては、人の体が彼らの世界の全てなので、人が生きながらえることが、彼らの世界を長続きさせることになる。人を死に至らしめる病原性の雑菌やウイルスは、悪玉菌としてもともと体内にいるものでも、口などから入ってきたものでも、その増殖を抑える働きをする。おそらく、これを免疫と呼んでいる。