世界は金持ちの都合のいいように、動いている。世界全体が、必ずしも一つの価値観とか、権威というわけではないけれども、例えばアメリカは、選挙で大統領を選出する。
もし、王様がいたら、王様は国民皆のことを考える。一部の金持ちが特権階級として権利を主張しても、これを認めることはない。例えば戦争で兵役を負担するのは国民皆であるし、一部の人のために国があるのではない。
ところが、アメリカには、王様がいない。
President(大統領)になると、4年または8年、国家元首ということになるが、王様のような公共性はなく、自分の支持者のための政治をする。王様がいたら、金持ちは王様をコントロールできないが、大統領制では、そもそも、誰を大統領にするかを、金持ちが決めることができるわけだ。つまり、金持ちが自分の好きな人、というより、自分たちの金儲けに、都合のいい人を国家元首として、選出することができる仕組みを、民主主義と呼んでいるのである。
アメリカの今の大統領をよく言うアメリカ人がいないように思われるのにもかかわらず、大統領をやっている。あれは、アメリカの真の支配者からの信任を受けているから、できるのであろう。
では日本の政治を動かしているのは誰かというと、おそらくアメリカを動かしているのと、実体は同一だろう。民主主義ということにして、アメリカ、というよりもアメリカの真の支配者が、日本の政治家も、実質的には動かしている。