しかし水爆ミサイルなんて、あっても使えない。
通常兵器の方が、むしろ実戦投入されそうで
こわいけれども、おいそれとは発射できないはず。
かつては北朝鮮は核弾頭の小型化に成功していないとされ、ミサイルには搭載できないといわれていた。なので、水爆ミサイルを開発したというのがハッタリなのか、それとも北朝鮮は核弾頭をミサイルに搭載することができないと嘯いていた人がハッタリだったのか、ということになる。
水爆(核融合)は、これを起爆させるのに小型の原爆が必要となるが、同じ質量の原爆(核分裂)よりも得られるエネルギーが大きい。数千倍違うとされる。太陽が核融合である。
大陸間弾道弾(ICBM)に使われるのは殆どが水爆らしい。核ミサイルとは水爆ミサイルのことになる。起爆装置に原爆を使うのでそれよりは大型化するが、原爆よりも大きいエネルギーを得られるから、大陸間弾道弾に使われる。
どうも北朝鮮が本格的に核開発をはじめたのが1993〜1994年であるが、これはソ連が崩壊した1991年以降の世界情勢を反映したものらしい。独立国家共同体(CIS)となったロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタンといった核保有国から技術者を北朝鮮が招いたのであれば、ウランを燃料とする原子炉からプルトニウムを抽出し、それがやがては水爆となるのが、ミサイルの核弾頭としたいのであれば、理にかなっている。
アメリカ大陸ぐらい国土が広ければどうなのかとも思うが、広島や長崎の数千倍となると、一発で東京なら関東全体、大阪なら一発で関西全部が吹き飛ぶことになるようだ。
ところでこれを迎撃したらどうなるか。ミサイルなりレーザーなりで迎撃して命中した場合、ミサイルは多弾頭化されているので、破壊できたとしても、残りのミサイルがどこかに落下して被害をもたらすらしい。破壊されたミサイルの残骸が降ってくる。核ミサイルを上空で破壊しても、核爆発は起こらないし、そのまま地上に落下してもやはり核爆発は起こらないといわれている。ただし、これを実験したわけではないだろうから、実際にはどうなるかはわからない。
水素がヘリウムにかわる部分はさほど毒性がないが、起爆装置に原爆を使っているので、プルトニウムやウランといった、放射性物質が散らばる。
つまり、政府がいっているJアラートというのは、ミサイル自体の脅威をいうのではなく、核弾頭を搭載したミサイルを政府が日本上空で迎撃した場合に、放射性物質が散らばるので、ミサイルが発射されたら地下や建物内に避難するようにと、そういう意味なのではないかな。説明はされてないけど。
しかし、放置するとアメリカ本土やグアム島までおそらく飛んで行くであろうミサイルを、わざわざ日本に落とすために迎撃するような政府があったとしたら、無能としか思えないな。北朝鮮の経済事情からすると、高価な水爆ミサイルを日本におとす余裕はないと思われる。