仕事で裁判所に行くことがあるんです。
そこで、「協議離婚無効確認控訴事件」という事件名が書かれていて、控訴人は、男性名(おそらく夫)で、被控訴人は、同じ名字の女性名だったわけで、どんな内容かというと、おそらく離婚は無効だ、とか離婚に伴う損害賠償は無効だ、とか男性が訴えているわけです。
女性に協議離婚されて、男性が訴えなければいけないでしかも控訴しているなんて、怖い時代だ。しかし、これ、もしかしたら、女性にすると、全く逆にとらえるんじゃないかと思った。
つまり、男性が追いかけてくるみたいでこわーい、みたいな。
昔は、男性が離縁だ、と言えば離婚が成立した。一方、女性には、離婚する権利はなかった。尼寺に逃げ込めば、それが夫から逃げることはできたが、それが唯一無二の方法だった。同じと言えば同じだけど、女性に離婚されて、妻を訴える夫がいるというのは、なんかこう言っちゃなんだけど、憤りを感じるというか、世の中の不合理を感じるというか、一体なんなんでしょうね。
離婚した女性が増えることで、それが世の中の社会とか経済とかに、貢献するということは何もない。妻がいる男性が減るということで、世の中にとっていいことは何も無いのに、裁判所は無力なんだろうか。