今日は、ゴールデンエイジを細かく分け、
それぞれの時期にどんなトレーニングをすべきか、
そしてその時の注意点についてまとめます。
ゴールデンエイジは、
1.プレゴールデンエイジ/4〜8歳くらい
2.ゴールデンエイジ/9〜12歳くらい
3.ポストゴールデンエイジ/13〜15歳くらい
の3つの期に分かれると以前の記事に書きました。
それぞれどのような関わりを持っていけばよいのでしょうか?
1.プレゴールデンエイジ(4〜8歳くらい)
この時期は、とにかく様々な動きをさせることが大切です。
1つのことをたくさんやるというより、様々な種類の動きを何でもたくさんやるという点です。
競技で言うなら、サッカー以外の競技もやるべきでしょう。
水泳、バスケ、野球、体操などをやるとよいでしょう。
普段の遊びは、外遊びをたくさんしていろんな遊びから運動を覚えることもオススメです。
(今は減ってしまっていますが・・・)
公園の遊具、木登り、用水路など自分の子供の時は、とにかく外で遊びました。
このとき、すこし危なっかしいことも親の責任の範囲でやらせて良いと思っています。
今は危険なことはやめなさいといいますが、
少し危なっかしいものだからこそ、そこでバランスを取ったり、手足の使いかたを学んだり、
様々な動きの学習をします。
またこの時期は好奇心が全てです。
この4歳までの期間に、好奇心を消さないようにすべきと思います。
好奇心を消す言葉は、これです
「ダメ」「やめなさい」
やってよいこと、やってはいけないこと、
ここのさじ加減は非常に難しいですが、
子供の好奇心を削がないための意識も持ちながら、決めていきたいところです。
ボールなしのトレーニングでは、リズムトレーニングなど、
とにかく楽しいものを、体を全身で動かすもの、が良いかと思います。
2.ゴールデンエイジ(9〜12歳くらい)
この時期は、昨日書きました、
感覚→統合→運動(運動パターン)
のトレーニングをとにかくたくさんやります。
そしてこの時期になると、集中力も徐々に高まってくるので、
同じ練習の繰り返しもできるようになってきます。
注意点は、同じ練習をするにも習得の度合いが上がってきたら、難易度を変えたり、
意識のポイントを増やしたりしていくことです。
意識のポイントは、自分の中から外へ、下から上へと意識を上げていきましょう。
簡単な例としては、
ボールをタッチの練習をしている時に、ボールタッチをしながら、
自分の外に意識を向けれる(会話ができる。しりとりができる。など)
目線を上げれるようにする(遠くがみれる。周囲を広く認識できる。など)
ボールなしのトレーニングでは、
体の各部位を使うトレーニングで自分の体の認識を高めるトレーニング、
簡単なトレーニング+自分の身体外部に意識を向けるトレーニング
などが良いかと思います。
3.ポストゴールデンエイジ(13〜15歳くらい)
この時期は、さらに、集中力が高まり、
我慢しながら、根気強く取り組むことができるようになります。
この精神の向上にともない、身体的には、心肺機能が高まりやすい時期です。
ある程度の負荷の体幹トレーニングをさせたり、
持久系のトレーニングをさせたりします。
注意点は、意識の広がりがだいぶ良くなってきて、身体外部への意識が高まってくるのですが、
この時期に改めて身体内部への意識が下がらないように、心がけます。
この時期は急な身長や体重の増加で、
クラムジーと呼ばれる、脳からの運動司令と、体の実際の動きのズレで
パフォーマンスが低下する(いわゆるスランプ)ことがあります。
ここでのスランプを起こさないためにも、
自分の体と動きに目を向けることが改めて必要になります。
その上で、体の成長に合わせ、パワーやスピードを要求するトレーニングもおこなっていきます。
※この時期もまだまだ身体に過剰な力みが持続するようなトレーニングはおこないません。
上記のような関わりで、育成年代全般をとおして、トレーニングをおこなっていきます。
もちろん、これらは「やる」か「やらない」か
という両極端的な考え方ではなく、
強弱をつけて取り組んでいきます。
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