『絶対、死ぬな!!』



気弱な少年が 「死にたい」と泣きじゃくっていた。


何故、死にたいのか、父親が問いただしても、彼は一向に答える気配が


なかった。


「言わなきゃ、わからないだろ!!」


ますます怒鳴りつける父に、彼は完全に萎縮していった。


学校に行っても、相談相手はいなかった。


親友から「そんな事言われてもなぁ・・・」と半ば呆れられるのが


オチだった為、少年は無言を貫き、ただひたすら心の中で慟哭を漏らす


ことで精一杯だった。



ある日の夕刻、学校の帰り道で、20代後半の男を見掛けた。


何やら、こっちに近づいてくる。


悪い雰囲気ではなかったから、彼も逃げようとはしなかった。


上は、パーカーを羽織っており、下はスウェットのようなラフな感じだった。


男は、一見、優しそうな表情を浮かべていたが、


目をそらしがちに、もの悲しそうでもあった。


すれ違おうとした瞬間、男が僕を振り返った。



少年は、男性を見た。


男性は、少年を見返した。


そして、男は怒るようにして、こう言った。


『死ぬな!絶対に死ぬなよ!』



少年は呆気にとられて、口が開いた。


死ぬな。


「どうして、それを知ってるの?」


少年が聞き返そうとした、次の瞬間には、男性は姿を消した。



少年は、見知らぬ男性に怒られたことを、成人になった今でも覚えている。


死ぬな、というのは、観念的ではない。


けれど、彼の放った言葉には、妙に説得力があった。



今もどこかで、男性が見ているに違いない。


そう感じた時、とめどなく涙が流れ落ちた。





おー、寒い、寒い!


外、寒いっすね。いやぁ~、最近、ブログ更新してなかったから


ずいぶん、見ないうちに画面が薄く消えかかってましたよ(笑)


それ、多分、故障なんですけどね。


で、この2、3週間色々、考えてて。


ブログがどうやったら、人のためになるかとか、


尚且つ、自分が楽しめるかとか。



別に、難しく考える必要はないんですよね。


ただ、本気で人を喜ばそうと思ったら、もっと真剣に


ならないとダメっすもんね。



今日、ちょっと考えに耽ってたら、ふと気付いたんですよ。


あ、そっかって!


人って、色んなものに制約されて生きてるわけじゃないですか。


例えば法律だとか、あれ、やっちゃいけないとか。


単純にルールに囲まれてる。


で、それがもっとエスカレートすると、「監獄」のような状態になる。


監獄には、必ず監視員がいて、ずっと自分の行動を見張ってる。


性悪説なんですよ。


どうせ、悪い事するから、俺が見張っててやるみたいな。



そういうのって、よくあると思う。特に社会人とか、ましてはちっちゃな


村社会を作ってる学校とか。


先生の中には、そういう人も結構多い。


で、自分の場合だと、親と学校に雁字搦めにされてたんですよ。


で、アフターファイブなんて、そんなものは一切なくて。


むしろ、夜中12時ぐらいまでハードなトレーニングで


遊ぶ権利すら与えられない状態。


よくやってたと思うけど、自分じゃなくても、そういう抑圧された人って、


意外とぽんと「自分を外に表現できたり」するんですよね。


それは、常識とか、色んなハードルとかルールを飛び越える。



例えば、迫真の演技が出来るとか。


嘘つくと、とことん面白い話が止まらないとか。


「色んなバイトやったけど、この前、堕天使やってんだよねー」とか(笑)


意味わかんないけど。


あとは、全裸で外を歩くとか。そうそう、全裸に走ることは結構


あるかもしんない。



高校の友達が、前、国道で急にワゴン車から飛び降りて、


みんな服を脱ぎ捨てて、車追いかけてたらしいけど(笑)


そういう圧迫があるから、完全な開放を求める部分はある。



でも、そういう抑圧された状態が長い人ほど、


外にエネルギーを出せるんじゃないかなって最近


思うようになった。


この前、ドキュメンタリー番組でやってた世界的な彫刻家、


「イサム・ノグチ」も日本人だからって理由で監禁されて、


芸術で大成した。もちろん、才能がもともとあったからってのもある


けど、差別的な圧力があったから、なおさら、飛躍したんだと思えるし。



焦りとか、プレッシャーとか何もない状態でずっといたら


絶対、弱くなりますよ、人間って。


縛りがあって、それを跳ね除けるくらいのほうがいいって


思えますもんね。



プレッシャーに押し潰されたことは、多々あるけど、


それが今になって活きてるような気がしてます。


やっぱ、プレッシャーには初め、弱いほうがいいっすよ。


その為に何が必要か、考えるし、創造するわけだから。



何を創ってるかって?


今のこの言葉と連想ですよ。


あっ!!言った側から、プレッシャーに負けてる(笑)




「飛行歩行」


僕のオヤジは、飛行機よりも歩くのが早い。



「21:10」



横浜は、海を目の前に泣いていた。


風が強く吹き荒れたせいで、厚手のコートの上からでも


肌に冷たさが突き刺さった。


船乗り場から少し歩くと、右手に公衆トイレが見えた。


仲間の1人が、寒さのあまり震えながら、


小刻みに走って駆け込んで行った。


夜景が綺麗だとは思わなかった。


別段、何も変わらない町並みだったはずだが、


寂寞が漂っていた。


後ろを振り返ると、遅れてきた友人が僕の肩をふざけて


押してきた。


並木道沿いを10分近く歩くと、電光掲示板に


くっきりと現在時刻が映し出されていた。


「21:10」


眩しい光だけが取り残され、観覧車はゆっくりと薄暗い青を


運んでいた。


歩道は極寒のせいか、人気がなく、僕らの向かい側で


カップルが歩いている程度で閑寂な気配だった。



遊園地へ到着すると、皆それぞれが女の子の側に


近づいていった。


明るい声が、響き渡る夜の遊園地。


会話が、ぷつり、ぷつり、と途切れながら


聞こえてくる。


別に大した意味はなかった。


ただ、虚無感が辺り一面を覆っていた。



階段を少し上ると、湾岸の夜景が飛び込んできた。


夜風に哀しみが沁みこみ、冷たさは一層増すばかりだった。


橋を繋ぐライトが今にも消えそうだった。


そして、かすかに背景の黒い影に滲んでいた。


車のヘッドライトが、小さく、並んで動いている。


途切れそうな想い。


点滅するわずかな光の灯台。


夜空にくすんだ雲。



仲間と一緒にいるのに、と僕は思った。


もし、孤独がこの先、何年も横浜を包んでいたら、


なんていうのは考え過ぎかもしれない。


けれど、陰鬱な町並みは、都会の生活を象徴している。



繋がっているようで、千切れている。


横浜は今も泣いている。




『見栄』



男は、好きな女の前では嘘つき。


女は、愛しい男の前では嘘つき。




神は「女」をフラない



女神、ヴァギーナは、かつて神に向かってこう言ったとされる。


「あなたは、ホントに女の扱いが下手ね。なにが床上手よ」


神が男というのは、我々の勝手な思い込みに過ぎない。


しかし、真実のところ、彼女は神をフッたのではない。


神がヴァギーナをフッたのである。



どういう事だろうか?


先に話を戻そう。


神は、だというのはあくまで、固定観念である。


だとすれば、神が本当に愛したのは、オカマであり、男だったかも


しれないのだ。


つまり、神は女神よりも、どんな美しい女性よりも大の男好き。


ホモだったのである。



バイセクシャルと唱える異説も自分の中で起こっている(あくまで自論)。


神は、神殿で男たちと寝床を共にしたかもしれない。


あんなことこんなことまでしたに違いない。



かつて、アインシュタインが「神はサイコロを振らない」という名言


残したが、それ以前に神は女をフッていた。


もちろん、姿かたちは、男であり、イケメンの神であったため、


女性からは結婚と男根を求める声が多数上がっていた。



しかし、生涯を通して、彼は結婚をしなかった。


何故なら、その当時、男と女は求め合うものであって、男が男を求める


ことは常軌を逸していたからである。



しかも、その男女のシステムは神自身が考案したのである。


今更、変えるわけにはいかない八方塞がりの神。


1人、空しく途方に暮れる神。


頑張れ、神。



そして、頭を悩ませた神は、遂にある行動に出ることになる。


それこそが、戦争撲滅だ。


神は、男が肉体的な追求をするのを阻止させ、男性をよりフェミニン


させることによって、女性離れを図ったのである。


それは、我々、人間にとってみれば、確かに文明の進化に違いなかった。


憎しみや争いを抑える。


文化を繁栄させる。


その代償として、男性本来の持ち味を無くし、女性に対する性欲


極限まで除去してしまおうというのだ。



彼の計画は上手くいった。


こうして、25世紀の地球上は、女が男性化し、男が女性化することで


神の1人勝ちとなったのである。



つまり、神は「女」をフラない、女を見捨てないというのは、


まったくのデタラメである。


むしろ、男好きであったがために、女性を身の敵としたに違いない。



もし、そうでなければ、未来のこの世が女性中心社会となることを


嫌ったに違いない。


弱い男こそ、まさに神のみぞ知る、夜遊び相手だったのである。




「私の月次社内報告書(極秘)」   営業部  レフト ハンド



1.社長室の扉に、秘書と社長のツーショットプリクラが貼ってある


2.本社ビルの4つ角をノコギリで切る係長がいる


3.未だに全社的にピンク電話


4.間違えて、チャーハンの出前の電話が入る時がある


5.エレベーターの前に卑猥な暖簾がある


6.空調の調子が悪いと、みんな一斉に書類を投げ出す


7.冬になったら、社員の大半が書類を燃やす癖がある


8.ビル最上階の窓ガラスを拭くオバさんは、基本的に宙に浮いている


9.国際電話で長話をしている部長の会話が、「どっちがペテン師か」


10.会議中に携帯のバイブ音が鳴り出すと、余震だと思う過敏な上司


11.デスクの引き出しの中に入っていく男を見かけた


12.額に油性マジックで「肉」と書いているマッチョな同僚


13.女子社員は、11時59分に食堂1番乗りを狙っている(フライング女子)


14.給与は年末締め後払い


15.英字新聞を逆さに読みながら笑っている20代後半の社員


16・データ入力の数値を間違えたので、モニターを修正液で消そうとする

  アルバイト


17.フロアの端から端まで1km近くあり、途中に茂みがある(オアシス)


18.社員とは拡声器を持って、話す


19.トランシーバーは禁止


20.喫煙所に知らない日雇いオッサンが寝ている


21.電車がよく部長席の横を通る


22.踏み切りで、隣の新米OLが立ち往生


23.会話がなく、ほとんどカンペ


24.会議中にボールペンを耳に挟む癖がある


25.出勤ボードに、赤で「2時間待ったので帰る」と書かれてある


26.辞表を出そうと思い、総務部に行くとドアに準備中の札が

  掛けられていた


27.人事部にサルがいる


28.人<クロマニョン人<アウストラルピテクス<サル<恐竜


29.噴火山の麓で朝礼


30.リストラの代わりにグリコのキャラメルが貰える(もれなく)



以上


【愛媛県の学校給食・献立表】


月 みかん  火 みかん  水 みかん  木 みかん  金 オレンジ


【新潟県の学校給食・献立表】


月  コメ   火  コメ   水  コメ    木  コメ   金  シャリ


【スイスで見られる風景】


月 アルプス 火 アルプス 水 アルプス 木 アルプス  金 ハイジ


土日祝は、お休み。


  「本を読むための本」 2006年発行 レフトハンド著


~目次~


第1章


まず、買え!!


第2章


読め!


第3章


閉じるな!


最終章


途中でやめるな!





今や日本の3大疾病と言われている


ITED(ID)コンピューター病」であるが、その症状故に悩み


抱えている人は数多い。ここに書き記すのは、ほんの一例で


しかないが、何かしらの解決の糸口になれば良いと思う。



医「次の方、中へお入りください」


患「最近、右手がやけにマウス化してるんですが・・」


医「ライトハンドだね。さぁさぁ、どうぞ、こちらへ」


ひんやりとした病棟の奥へと案内される。


と同時に、患者の不安が増す。


医「で、どうされました?」


患「このごろ、町を歩くと、人の顔が『液晶モニター』に見えてくるんです。

  PCの使いすぎでしょうか?」


医「それは、気のせいです」


患「マイコンを右クリックすると、プロパティで、相手の情報がわかるんです」


医「つまり?」


患「左クリックで、女性のファイルが手軽に開けてしまいそうで・・・」


医「街の女(ストリートウーマン)だね」


患「はい。急に色恋が欲しくなるというか。5万画素というか」


医「そうだね。コンパネの画面ツールで見ると、簡単に情報が見れてしまう

  時代だよね?」


患「そうなんです。Enterを押すたびに、自分の人生が決められて

  しまいそうで・・」


医「基本は、セキュリティでファイヤーウォールが入ってるから安心だよ」


患「でも、どうしても自分に自信が持てないんです。」


医「LANケーブルを抜けばいい。そうすれば、相手の情報がもう入ってくる

 ことはない。でも、ネットには繋ぎたい?」


患「無線LANを使っています」


医「新しいね。LANでいうところの電波置き換え方式じゃないか」


患「毎日がデータ更新の日々です・・。先生、どうしたらいいんですか?!」


医「メールの添付ファイルに、ぶどう酒を挿入しなさい。そしたら、すぐに良くなる」


患「アルコールにはめっぽう弱いし、知識も貧しいです」


医「つまり?」


患「同伴に連れていかれやすい体質です」


医「そうだね、街の女だね」


患「娼婦にはめっぽう弱いんですよ・・」


医「ヘルス違いじゃないのか?」


患「やっぱり店舗名をダブルクリックすると、未知の世界が開けそうですか?」


医「うん、まぁ、解凍ソフトを使えば写真見学だけでもOKだと思うよ」


患「有難うございます!先生、ちょっと、自信が出てきました!」


医「あとは、入念に下見をして。」


患「はい!パンツにアイコラ画像を焼き付けていきます!」


医「これは、とんだアリバイだね」


患「では、行ってきます!」



そう言うと、青年は夜の帳へと消えていってしまった。


今の時代、IT化によって、人もワンクリックで犯されてしまう。


ID病にかかったら、ぶどう酒を飲み、再起動することを決して忘れては


ならないのである。