ここ日本でも、子供の貧困率が、先進国中でも高くなっています。
理由はシングルマザー世帯が貧困に陥っているからで、ただでさえ平均給与が下がっているこの国で、女性はさらに給与が低いからです。
一人親世帯に対して、子供手当は出ていますが、はっきり言って雀の涙です。
「子供食堂」などの民間の第三者による援助で、何とか救われている子供も多いと思います。
この状況を、国民の一人として、恥ずかしいし、由々しき問題だと思うのは、私だけでしょうか。
子供を大切に出来ない国は衰退する
海外ニュースを見ていても、内戦に明け暮れて大人たちの利権争いを優先して、多くの子供を難民化させている国は、どこも貧乏です。
それを見ていると、この国も大丈夫なのかと心配に成ります。
この国では、一人親というだけで蔑むような空気が有ります。
誰だって明日パートナーを亡くす可能性が有るというのに。
※過去ブログ「専業主婦がお勧め出来ない理由」をご参照ください
世帯の収入の大部分を夫に依存するのが、以前、この国の常識です。
あくまで世帯ごとの収入にこだわり、未成年を含めた個人の収入や待遇に、あまりにも無関心だと思います。
そもそも、個人の能力は、その出自には全く関係は有りません。
子供を大切に出来ないということは、社会全体を良い方向に持っていける優秀な人材を、無下に排除しているということです。
いい加減、気付きましょう。
そして、シングルマザー個人の収入があまりにも低いことが問題です。
女性が低収入なのは誰のせい
日本でも海外でも「ガラスの天井」という問題が有ります。
女性が社会において重要な地位に就くことを、暗に拒む空気が有り、それは経済活動でも同じです。
日本においても、サラリーマンでは一番収入が多い、大手企業の総合職は、男性ばかりが採用されてきました。
しかし一方で、総合職への採用の可能性が大きい、慶応義塾などの有名校の出身ながら、一般職を志望する女子学生が多いという事実が有ります。
おそらくは専業主婦が最終的な希望なので、とりあえず仕事が限定されて責任も小さい一般職を志望するのだと思います。
今は男性も稼げ無くなり、育休も充実してきたので、総合職を志望する女子学生も増えてきましたが、それでも一般職志望は多いそうです。
これも過去ブログ「専業主婦がお勧め出来ない理由」で書きましたが、女性が自立していないことが、シングルマザーの貧困につながっています。
「ガラスの天井」のように、社会的に女性の立場を弱める力が働いていることも事実ですが、日本においては、女性自身の志向が貧困をまねいていることも事実です。
そしてそれが子供の貧困の原因にも成っています。
日本の女性は相対的に幸せ
こんなデータが有ります。
男女別の幸福度の相対比較を見ると、日本は男性の幸福度を女性の幸福度が上回る、唯一と言って良い国なのです。
この記事内にも書かれていますが、日本の女性は「稼がなくても良い、男性に頼れば良い」と教えられて育ちます。
それに対して男性は「一家の大黒柱として稼がねばならない」と教えられます。
結果として日本の女性は、おしゃれやメイクに時間を使い、比較的に幸福を感じ易く、男性は常に競争社会のプレッシャーを受けて、幸福を感じ難くなります。
一方海外では、女性も自立を促され、常に男性とも競争させられます。
男性と同等に扱われるのに、実社会には以前、「ガラスの天井」が存在していて、思うようにならないわけです。
これが海外で男性より女性の方が幸福度が低い理由です。
このデータが、この国の女性が自立していないことの証拠でも有るのです。
85%の女性が結婚しますから、実際、この国の既婚女性は幸せなのだと思います。
しかし、婚姻が終わった途端、貧困まっしぐらです。
トランプ支持者たちの自己責任
今年の初めまで、アメリカ合衆国の大統領を務めたドナルド・トランプ氏ですが、大統領時代に推し進めた「アメリカ・ファースト」という政策は、一部で熱狂的な支持を受けました。
この政策とトランプを支持した中心的な人たちが、「ラストベルト」と呼ばれる地域に住む、白人貧困層でした。
「ラストベルト」は、北米の中央部と西部の間に南北に走る帯状の地域で、かつては製造業が盛んでしたが、日本や韓国、中国、ベトナムなどの製品に価格競争で負けて衰退しました。
かつて製造業に従事していた人たちは、その後、建築業や運送業などに移りますが、典型的な貧困層と成ります。
この貧困層について調査した経済学者が、彼ら自身の自己責任について語った記事を目にしました。
彼らの自己責任とは、「彼ら自身が新しい時代に対応する努力を怠っている」という話です。
かつてアメリカは経済において一人勝ちの状態に有り、物を作れば売れるという状態でした。
何の苦労も無くお金が稼げたわけですが、グローバリゼーションの時代に成り、創意工夫をしなければ稼げ無くなりました。
それにも関わらず、ラストベルトの貧困層は何の努力もしなかったから、貧困層に陥ったのです。
世代間で引き継がれる貧困
アメリカの貧困層の例を紹介しましたが、日本でもアメリカでも共通なのが、貧困が世代間で引き継がれていることです。
「アメリカン・ドリーム」なんて言葉が有りますが、一発逆転を狙えると言われるアメリカで、なぜ貧困が引き継がれるのでしょうか。
過去ブログにも書きましたが、アメリカでも日本同様、学歴は金で買えます。
アメリカにおける大学共通テストが「SAT」ですが、そこで高得点を取るために、予備校や家庭教師を利用するのが一般的です。
日本も同様で、さらに日本には慶応義塾のように、エスカレーター式に入れる上位大学も有ります。
しかし、いずれも大変お金が掛かり、お金持ちの子供が有利に成るわけです。
だから、貧困家庭に生まれた子供は、富裕層の子供に比べると金持ちに成るチャンスが絞られ、ゆえに貧困が引き継がれるわけです。
貧困層にかけるべき言葉とは
貧困層に、単なる同情など不要だと思います。
「同情するなら金をくれ!」かの有名なドラマのセリフですが、貧困層を単に可哀そうだと思うのならば、たくさんお金をあげればいい。
でもそれが出来ないと言うならば、言うべきは「頑張れ、努力しろ!」だと思うのです。
アメリカの例がまさにそうですが、自分自身は大した努力もせず、貿易戦争を招くような無茶な政策を取る大統領を祭り上げるなど、バカにもほどが有ります。
貧困を抜け出すには、本人の努力しか無い。
おそらく、怠惰な自分の親を見て「そんなもの」と子供たちが思ってしまうのも、貧困の世代間連鎖が起こる原因でもあるでしょう。
だからこそ、努力次第で貧困を抜け出せることを、子供たちに教えるべきです。
富裕層の子供が高学歴を手に入れやすく、ゆえに富裕層に成りやすいという事実も書きましたが、貧困層でも努力次第で彼らに追いつき、追い越すことも可能です。
今やネットで無料のオンライン授業なども見れます。
チャンスはいくらでも有る。
シングルマザーの方たちも、起業などチャンスは有ります。
頑張って、努力しましょう!


