― 7月15日(月)メンバーシップにUPされたメッセージと新しい動画を見て、早朝に一旦書き終えていた記事を修正するか迷ったのですが、既に書いた部分はそのままチェックだけして、最後に追加して投稿しています ―
(数年ぶりに熱で倒れる ← 今は回復しました)
情報は、ほぼ網羅していたつもりだけど
記事をまとめられる程度に、頭の中が整理できているかどうか微妙ですが…
まずは、10日間の期間延長を経て、7月10日に大盛況で幕を閉じた「写真展」の感想を。
昨年に続き、2度目の開催となった
「Gucci Ginza Gallery」での写真展は
まず「空間」そのものが、大きく変貌していました。
前回の洗練された「アートギャラリーの個展」的な、閉ざされた静謐な空間の特別感とは、また全く違った趣で
上階2フロアを吹き抜けとして使った贅沢な空間は、前方2面をガラスに囲まれ、最上階へと続く階段を印象的なアクセントに
明るい自然光が降り注ぐ開放的で柔らかな雰囲気へと、その様相を変えていました。
人の波が途切れた平日の夕方
穏やかな陽射しが写真を照らしていて
上質で幸せな時間が、そこに流れていました。
写真家 小浪次郎氏が撮影した「彼」は
今までの誰が撮った写真よりも、人間味に溢れているような気がして
前回のような
「GUCCIを纏った羽生結弦」としてではなく
「フィギュアスケーター」としてでも
「トップアスリート」でも「素材」としてでもなく
一人の「人間」としての部分を色濃く写し出そうとしているのが、その作品から伝わってきました。
壁や机上に並べられた、ランダムな写真からは
スナップショットのような写真とともに
「風景」や「光」などの抽象的な写真を並べたり
ポートレート自体にも
ノスタルジックな印象を与える加工によって
過去の回想のような、まるで部屋に飾られた写真やアルバムを開いて見ているような、そんな感覚になりました。
撮影時のメイキング映像や、画像が次から次へと切り替わるデジタルショットでは
いつも以上に自由に柔軟に、カメラの前で大きく全身を使って身体表現をしているのが、とても印象的で
挑んでいるというか、試しているというか… その人とのセッション(撮影)を、もの凄く楽しんでいる様子が伝わってきて
被写体の「素」を引き出したいという小浪氏の写真家としての拘りと、偶然(ではないのかも知れないけれど…)重なったのが
悪質なメディアの捏造によって攻撃され続け
「羽生結弦」という存在に対して、あまりにも勝手に「酷い人物像」を植え付けようとする大きな圧力に
今まで世の中から求められ(少なくともある程度は)それに応えてきた「ペルソナ」に対して、今度は勝手に泥を塗りたくられ
そういう「仮面」のようなものが、もはや彼の中で意味を失ってしまった時期だったのかも知れないと…
今までずっと、世の中の期待を全て背負ってきた
「羽生結弦」としてではなく
自分自身としての
「素の羽生結弦」として…
(そして社会や世の中に対してではなく、自分を信じ続けてくれるスポンサー、メディア、スタッフ、ファンの皆さんの為にと… そんな風に意識が変化していったように感じています)
あの時期に小浪氏と出会って撮影に臨めたのは、羽生君にとって貴重な経験だったのと同時に
もしかしたら今後の人生においても、必然的なタイミングだったのかも知れないと
そんな風に、今は少しだけ感じています。
(以前の記事で私は、サバト氏とのコラボレーションでイタリアに行くのではないかと書いてしまいましたが、GUCCIではアンバサダーとのコラボグッズは基本的に作っていないようです)
「スペシャルメッセンジャー」として…
7月9日(火)「news every.」生出演では
能登半島地震の被害が大きく残る輪島市へ、6月25日に訪問した時の様子が放送されました。
現地へ向かう車内での
「いてもたってもいられなかったという思いが強い」という言葉に
ああ羽生君は、アイスショーが続いていた期間中も、ずっと被災地の事を心配して心を痛め、きっと頭を離れることはなかったんだろうなと、改めて感じました。
倒壊した建物がそのまま残された市街地の光景や、一大観光地でもあった朝市エリアの大規模火災の傷跡を見て
この場所以上に交通の便が悪い環境に住んでいる方々、羽生君もスタジオで話していた、まだ水道が通っていない地域の方々のことを考えると、強く胸が痛みます。
それでも地元の中学生達の元気で嬉しそうな様子や、震災前までは朝市に出店していた3人の方達とのお話に
地震から約半年が経った今、被災地に暮らす人々が辛くても前に向かって進み出していることに少しほっとし、何より救われる気がしました。
羽生君が
「僕も『自分は被災者とは言えない』と思っていた時期があった」けれど
「『辛さは比較しなくても大丈夫なのかな』と僕は思っています」と言えるようになったこと
辛さを抱えた人々へ向けて、そう発信できる場所があること。
これまで何度も、様々な被災地の方々の「生」の声を聞いて
その人達の痛みに寄り添い、他の誰かの為だからこそ言える「言葉」が
きっと羽生君自身の心も救ってくれていることを、信じていたいと思います。
そして、お天気コーナーでそらジローと木原さんと、収録後にも出演者の皆さんと踊ったダンス(Choo-Choo-Trainの振り)は
さすがのキレと、後ろの人達を気遣って大きくゆっくりパフォーマンスしているのが印象的でした!
「FaOI 舞台裏SP」の未公開映像
番組冒頭、開催2日前の全体練習時のナレーションで、羽生君の怪我がハイドロの姿勢の時だという趣旨の説明がありました。
コスチュームのチェック中でもあったと聞いた時点で、新しいプログラムである「ミーティア」の練習中かと思っていましたが
あの手で一切体を支えることなく、ゆっくりと体勢を低く沈めていく「Danny Boy」のハイドロだったことが分かり
硬い氷の上で、鋭いエッジの付いた重いスケート靴で滑りながら、様々なエレメンツを行うフィギュアスケートは、常に怪我のリスクと隣り合わせのスポーツであることを、改めて突き付けられたような気がしました。
(プロになってからミスをほとんど見なくなって、その危険度の高さを少し忘れかけていたような…)
競技の時以外でも、演技後インタビュー等で唇が切れていたり、鎖骨の辺りを怪我していたり、手が驚くほど腫れていたり、2021年の24時間TVで「花になれ」の演技中(確かevery.の映像で映っていた)に指先から流血していたり…
今回の怪我は縫うほどの大きな傷でしたが、そこまでいかなくても、足の怪我以外でもカメラに映った際に、たまに怪我をしている様子を見かけてきたので
表面的には見えない部分や普段の練習中であったり、きっとプロになってからの今も、生傷の絶えない日々を送っているのではないかと感じてしまいました。
放送ではリハーサル風景や、他のスケーターとのやり取り、終演後の撮影会etc.
貴重な舞台裏の様子を見ることができて、とても嬉しかったです。
「フィギュアスケートマガジン」はインタビュー部分のみ
「OFFICIAL PHOTOBOOK」は一通り
「PLAYER'S GUIDE」は一部を読みました。
田中充さんのオンラインセミナー
「羽生結弦の進化論」も気になっていますが…
間もなく迎える7月19日
プロ転向2周年の日には
『プロローグ』Blu-ray & DVD と
矢口さんの写真集も発売日を迎えます。
3年目シーズンの具体的なスケジュール発表は、昨年同様、9月頃になるのか
この先の活動予定が判明するまで、羽生君が今まで頑張ってくれた様々なものを、ゆっくり振り返りたい気持ちもありますが…
(時間的余裕がどのくらいあるか)
昨年の夏、アイスリンク仙台は製氷機の問題で氷が溶けやすく、辛い夏を過ごしていたことを思い出します。
今年は快適な氷で思う存分、練習に打ち込めていますように。。
今回の発熱と諸々の症状、コロナとインフルエンザ検査結果は陰性でしたが、かなり長引いてしまい(2009年の新型インフルに罹った時位きつかった…)
自分の免疫力が落ちていることを痛感しています。(← 特に寝不足)
私の周囲でもマスクを外す人が増えたせいか、コロナも、いわゆる普通の風邪も、また徐々に増えてきている印象です。
羽生君どうかご健康で、皆さんも、どうぞご体調に気を付けてお過ごしください。
― ここから「メンバーシップ動画」について ―
羽生君は、動画をUPする前にメッセージで注意喚起してくれてから、スタジオでの振付動画を投稿してくれました。
約22分間の長い動画のBGMに流れる美しい音楽と、羽生君の床での演技が心に沁みて、振付の練習が終わった後、すぐに一生懸命話してくれる様子に、とても温かい気持ちになれました。
きっと体調を崩したりする日も、もしかしたら健康とは言えない時の方が多いのかも知れないけれど、それでも元気でスケートに向き合えていて、その一部を見せてくれて、本当に嬉しかったです。
新しいプログラムが公開されるのを、とても楽しみに待っています。