4月3日~5日に行われた「奥州公演」

 

七北田公園の「陽光桜」も、公園関係者の方々の努力によって、無事に今年も満開の時を迎えたというお知らせと同じ頃

まるで「SOI」公演の開催時期に合わせたかのように、奥州の桜も開花。

 

素晴らしい演技の数々と、観客の皆さんの熱狂と興奮、地元の熱烈な歓迎や、人々の温かさがSNSなどからも伝わってきて

今回はスケジュール的にライブ配信も観れなかったけれど、とても幸せな気持ちになれた「奥州公演」の3日間でした。

 

楽公演を終え、その日のうちに横浜へ移動。

1日も休むことなく、6日夜に「横浜公演」初日がスタート。

 

CS放送で流れた、公演前のリハーサルでリンクを周回する姿に、疲れが見えるようにも感じましたが

オープニングでは大阪公演よりさらに洗練された動きで、観る人々を魅了していました。

 

休憩中、CS放送では「大阪公演」の2日目と3日目の演技が。

 

特に3日目の演技がこんなに早く観れるとは思っていなかったので、早速放送してくれたTBSの素早い対応に、とても感謝しています。

 

「あの夏へ」の演技は「GIFT」の時とかなり印象が変わっていて、幻想的でありながらも、もがき苦しむような姿や、激しい感情が加わり、

それはまるで「千と千尋の神隠し」の中で傷を負った「白龍」の姿にも重なるような、神秘的で美しく、清らかで、胸が締め付けられるような演技でした。

 

身体全体を大きく使った、プログラムの世界観の表現と、音の一つ一つを刻むような足元の動きが、それぞれでありながら一体化していて…

振付の動きと、物語と、感情と、プログラムに込められているものがあまりにも多すぎて、すぐには理解が追い付きません。

 

(全日程が終了したらゆっくり観たい…)

 

 

そして「横浜公演」初日の

「オペラ座の怪人」

 

連続4日目の公演(+移動)

きっと疲労もある中で、難易度を落とさず挑む5本のジャンプ。

 

アイスショーとは違う緊張感を感じながら…

 

最初のジャンプ

4Tからのコンビネーション、セカンドが2Tに。

4Tの着氷が少しだけ沈んだように見えたので、無理はしなかったのだと思っていたら…

 

2本目を3A+3T に!!

 

(最初のコンビネーションのセカンド、回転をほどくのが早く感じたけれど、その時点ですぐに、3Aの後を3Tにしようと決めていたのかも知れません)

 

その後のジャンプも完璧に決め、演技の最後まで、試合のような緊張感と、興奮と感動を、観ている私達に与えてくれました。

 

たとえアイスショーであっても、絶対に難易度を落とさないという強い拘りと、表舞台に出る限り、どんなことがあっても決して最後まで諦めないという、強い姿勢。

 

『プロローグ』で「SEIMEI」を

 

「GIFT」で

「序奏とロンド・カプリチオーソ」を

 

『notte stellata』では

内村航平さんと「未知の世界への挑戦」を

 

そして、この「SOI」での

「オペラ座の怪人」のリベンジも。

 

 

「アイスショーを戦いの場と思って、全神経をかけて臨める」

 

唯一無二の存在。

 

「『羽生結弦』が続いている」ことを

 

改めて強く感じさせてくれた

 

「横浜公演」初日の「オペラ座の怪人」

 

 

今回も本当に素晴らしい演技をありがとうございました。

 

 

あっという間に、あと3公演となりました。

 

どうか少しでも疲労を取ることが出来て、全てのスケーターの皆さんが無事に千秋楽を迎えられますように…