猛暑が続づく日々の中
ちょっとした雨に土の匂いが漂い始め、
雨上がりの昼間には草いきれが肌に感じられる。
ふとものうい春の日々か恋しくなってきました。
先日は
軍生活の中、一番厳しく苦しい訓練が終わりました。
四日間寝ずに訓練を受け続け、人間の忍耐力の限界まで追い込まれー
もうここで死んだら楽になるのにと思うほどでした。笑
耐えました。
乗り越えました。
苦しい訓練への反抗心からかわからないけど変に燃えてきて
この訓練で一等になる!
そんな気持ちが迸る様に。
乗り越える事が目標じゃなく乗り越えて最優秀になりたかったです。
これさえクリアできない奴が今後の人生の様々な戦いから勝ち抜けられるかと。
異常に頑張った結果ー
特訓で最優秀賞を頂きました。
これでもう軍への未練はない。
やることは全部やったし、得るものは全部得た。
達成感と共に虚無感さえ感じられました。
まだ四ヶ月残ってるけど
ここからは何かを得るためじゃなくここまで得たものをゆっくり整理して消化する時間にしたい。
軍人から社会に向けて切り替えする準備の時間にしたい。
この訓練で踏ん張り過ぎて、膝の靭帯が損傷されてしばらくは気をつけなきゃ。
週末サッカーもできない…
初めて歳を感じた…
若くはない歳だね…笑
さて、
この前ニュースを見ていたら10年待っての冥王星探査が話題だったんです。
初の冥王星探査の科学的な進歩にも驚いたけど
探査船にのってあったものに興奮しました。
それはなんと冥王星の発見者であるトンボーの亡骸と25セントのコインでした。
ギリシャ神話によると
亡き者があの世(冥界)に行くためにはカロンっていう船方にコインを渡さなきゃならない
なので
探査機に乗ったトンボーは亡き者として
冥王星(冥界)に行く為、
船方カロン(冥王星の衛星であるカロンに比喩されて)に渡す
コインをのせていたのである。
これは震えるほどロマンチックに聴こえました。
現代、いくら科学の進歩であっても
昔の神話の事をちゃんと守っていく事…
日本を思い出した。
自分が日本に来て一番感銘受けたのは伝統の継承だったんです。
世界先頭の技術力、科学進歩がある国にも関わらず、
日本列島どこに行っても祭りは盛んでるし、
浴衣を楽しむ若者、
神輿を担ぐ人達、
老若男女みんなが伝統を継ぐ
新旧の調和、
まさに温故知新を感じたんです。
その光景があんまりにも心に染みたので
あえて遠いところまで行って神輿を担いだりその風習を楽しんできた僕です。
現代を生きながら昔を楽しむ事はロマンチックな事だと思います。
なんだろうー
ひょっとしたら自分がやってる仕事のせいかも知れない。
流行りの回転が早く、次から次へとひっきりなしに新しい人が売れていくー
みんなも常に新しい物を人を追求する。
どんどん昔の人が記憶から薄れてくこの芸能界の中で…
長く頭に、胸に、刻まれる人になりたいからー
冥王星の事や祭りの事などが胸に響いてるかも知らない。
そんな事思う8月9日です。
ではでは。。