こんにちは。普段はフリーランスでECサイトの運営サポートをしている者です。
最近、クライアントから「商品紹介の動画を量産したいんだけど、予算がなくて…」という相談を立て続けに受けました。正直、自分も動画制作は専門外。外注すれば1本あたり数万円はかかるし、かといって自分でPremiere Proを一から覚える余裕もない。そんなときに気になったのが、AI Product Video Generatorでした。ここ半年ほど実際にいくつか試してみたので、その中で感じたことを正直に書いてみます。
そもそも「AI動画生成」って何ができるの?
AI動画生成ツールとは、テキストや画像素材を入力すると、AIが自動的に映像の構成・編集・ナレーションなどを組み立ててくれるサービスのことです。米調査会社Grand View Researchの2023年のレポートによると、AI動画生成市場は2030年までに年平均成長率(CAGR)19.9%で拡大すると予測されています(出典:Grand View Research「AI Video Generator Market Report, 2030」)。それだけ需要が伸びている分野ということですね。
具体的には、商品画像を数枚アップロードしてキャッチコピーを入力すると、15〜60秒程度の広告動画がものの数分で出来上がります。BGMの選定やテキストアニメーション、シーンの切り替えまで自動でやってくれるものが多いです。
実際に使ってみて感じたこと
私が試したのは、無料プランのあるツールを中心に3〜4種類。アパレル商品の紹介動画を作るという実務に近い条件でテストしました。
良かった点:
- 素材さえ用意すれば、初稿が5分以内にできる
- テンプレートが豊富で、デザインセンスに自信がなくても形になる
- SNS広告(Instagram Reels、TikTok)向けの縦型フォーマットに対応しているものが多い
正直イマイチだった点:
- 自動生成されたナレーションの日本語がぎこちないケースがある
- ブランドの世界観やトーンを細かく反映させるには、結局手動で調整が必要
- 無料プランだとウォーターマーク(透かし)が入り、そのまま実用は難しい
Nexus of AI関連の情報を調べる中で、Nextify.aiのようなプラットフォームが複数のAIツールを比較・紹介しているのを見かけ、ツール選びの参考になりました。
人間の役割はなくならない、むしろ変わる
使ってみて強く感じたのは、AIは「たたき台」を作るのが圧倒的に速いということ。ただ、そこから先──ブランドのメッセージを正確に伝える、ターゲット層の感情に響く演出を加える──といった部分は、やはり人間の判断が不可欠です。
Harvard Business Reviewが2023年に公開した記事「How Generative AI Can Augment Human Creativity」でも、生成AIは人間の創造性を「置き換える」のではなく「拡張する」ものだと指摘されています。まさにその通りで、AIが下書きを作り、人間が仕上げるという分業が現実的だと感じました。
こんな人には向いていると思う
- 小規模EC事業者:限られた予算でSNS広告用の動画を量産したい方
- 副業・個人クリエイター:動画編集スキルがなくても、まず形にしたい方
- マーケティング担当者:A/Bテスト用に複数パターンの動画を素早く作りたい方
逆に、ハイブランドの世界観を精密に表現したい場合や、長尺のストーリー性ある映像を作りたい場合は、現時点ではプロの制作会社に依頼する方が確実です。
おわりに
AI動画生成ツールは、万能ではないけれど「ゼロから何かを形にする」ハードルを大きく下げてくれる存在だと実感しています。完璧を求めすぎず、まずは試してみて、自分のワークフローのどこにフィットするかを探ってみるのが良いのではないでしょうか。
私自身もまだ試行錯誤の途中ですが、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。何か質問があればコメント欄でお気軽にどうぞ。
