この病気にかかり、ようやく完治しつつあるが目がまだ本調子でない。
カレンダーを見ると異変があったのは2月1日の朝で、
起きると左瞼が開かない。
正確には開くのだが接着剤で瞼をつけたような感覚で、
開く瞬間にノリが剥がれて開く感じ。
この感覚は久しぶりなので、最初はこの感覚が面白かった。
鏡を見ると、目ヤニ、瞼が腫れ、眼球の白目がバンパイヤのように
赤く充血している。
あまりの不細工顔に自分でも笑えてきた。
とりあえず、ものもらいだと思い、目薬を購入、挿してみるが全く効かない。
翌日、眼科に出かけた。
成人してから、歯医者以外に通うのは実に25年ぶりである。
早速診断してもらうと、涙を綿棒で汲み取り、試験薬でウィルス性を判断するとか。
白血球の異常増加がウィルス性であるという話に妙に納得してしまった。
なるほど身体の免疫系が頑張っているのだと。
身体が抗体を作らないと治らないと医者は言う。
検査の報告を受けただけで、治せない現代医療に、
すぐ完治させられると信じていた僕は唖然とした。
武田邦彦も治せないのに治療代を取るのは、
壊れたテレビを持っていき、映らない状態で返されたようなもので
それで修理代は取れないだろうという話をしていたが、
なんかモヤモヤしたものがあった。
まぁ原因はわかったので、ネットで調べるとその病名の要因がわかるので
その意味での安心感はあったが、
その説明を読むのに肝心な目がやられているので苦労した。
結局、医療は病気の病名、症状がわかるだけで基本は治せないということがわかった。
普段、健康過ぎていたので健康のありがたみがわからなかったが、
今回の事件で少し普段の生活に謙虚になれたのは収穫であった。
当たり前を当たり前にできないのが病気。
流石に人生の折り返しを迎え、改めて健康を考えることとなった。