ジョコビッチ
がナダルをストレートで下し、全豪テニスが終了した。
2016年の鬼のように強かったジョコビッチが完全復活した。
このプレーが続くとなると、誰にも止めれなくなるであろう。
ジョコビッチのテニスはシンプルで
自分のサービスゲームはキープする。
相手のサービスゲームを6回あるうち1回はブレイクする。
それだけである。
当たり前のような説明だが、これを繰り返すと6−3もしくは6−4でゲームを取ることになる。
よって3セットマッチなら2セット取り、グランドスラムは3セット取って勝つことになる。
実にシンプルであるが、これを確実にできるのがジョコビッチの凄さ。
普通ならばエースになるケースを鬼のディフェンスで跳ね返し、
ウィナーが戻ってくる違和感から攻撃側が自滅する。
どこへ打っても跳ね返えすディフェンス力。
この守りが異常に他の選手より高い。
前回のブログで錦織の勝利を1割と10%と評価したが、
今日のナダル戦でのジョコビッチであるのなら錦織の勝利は1%いかないであろう。
100回戦って1回勝てるかどうか?
それくらい僕の目から見て強い。
女子はランクの変動が激しく均衡しているが、
男子は如実にランキング通りになる。
5セットマッチという勢いだけでは勝てない試合決定にもよるが、
実際、No.1のジョコビッチとNo.2のナダルが決勝で対戦することで
そう簡単に下剋上にはならない。
それがBIG4と言われる所以か。
マレーが脱落したのでBIG3になるか。
錦織がファイナルセット勝利確率が歴代1位というのを
裏を返せば均衡している試合を制しているだけで、
こないだのカレーノブスタ戦は錦織51対カレーノブスタ49のような力バランスで
下したのであって、
今日のジョコビッチは63対37の圧倒的な力バランスなので
ファイナルセットにならない。
ダニエル太郎がジョコビッチを破った幻は
今年は見れないだろうな。
あっぱれ、ジョコビッチ。
圧倒的に強い。