- 孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)/中央公論新社
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書店で徘徊中にこの書籍に出会う。
なんとなく購入、読んでみた。
元々、五木寛之のエッセイは20年くらい前に読んだ記憶がある。
ネガティブ思考の中に光を見出す文章が結構あった。
ポジティブ思考が善と考える世の中であえて、
否定的な発想から、癒しを感じさせられるものが彼の文章にはある。
まだ、記憶に残っている彼のエッセイだと、
「ソ連」の入国の際、職業を聞かれ、「詩人」と答えた瞬間、
入国管理局の若者が横柄な態度から急に敬意を示した話とか
イタリアの路上で対向車と危うく衝突する事故未遂の際に、
咄嗟に左にハンドルを切ってしまい、右側通行の外国で
日本の左側通行の危機予防策をとってしまい、怒られたとか
死ぬ間際の病人に「頑張れ」は対峙であり、
「よく頑張った、死んでいいよ」というのは同峠であり、
そっちの方がいいのではないかと言った内容とか。
さて、本編では人生を4つのターンに分け生きる。
人生は、青春、朱夏、白州、玄冬と四つの季節が巡ってくるのが自然の摂理です。
人生100年時代はすぐそこに来てるので25年単位でその季節を生きる。
なかなか染み入るものがあった。
実際、自分は単純に100まで生きると決めてるので、
ようやく後半の人生が始まると呑気に構えている。
そのほうが、なんかあくせく残り時間を気にすることがないので、
余裕ある人生を送れる気がするから。
その人生観に肯定されるセンテンスが青春、朱夏、白州、玄冬であった。
高齢化社会の日本で嫌韓ならぬ嫌老が潜在意識で進行している。
それには高齢者が自立しなくてはならないとか、
高齢者特有の身体の衰えを抑制する商品開発をすれば
世界中の金持ち高齢者が、高値を全く気にせず購入するアイディアなどがあった。
確かに、完璧な補聴器、老眼を完全に直す手術、なんかがあれば
需要は確実にある。
そんなビジネスモデルの提案もあった。
一気に読める。
暇な方はどうぞ。