こんにちは。
不動産鑑定士の福井將之です。
不動産市場では、新型コロナウイルスによる影響も今のところ
影を潜め、マイホーム市場や不動産投資市場はあいかわらず
活況を呈しているように感じます。
不動産市場が安定している一番の要因は、やはり低金利で
融資を受けられるということにあるような気がします。
先日も、共働きの若い夫婦が多額の住宅ローンの申し込み
をしておりました。
共働きだから余裕で返済はできるのでしょう。
一方、不動産投資市場も、賃貸マンションなどへの投資や
相続対策は底堅いものがあります。
特に相続対策は、投資物件の利回りや不動産価値など、
あまり重要視していないように見受けられます。
しかし、この低金利時代はいつまで続くのでしょうか?
連日、米国の物価上昇はニュースになり、日本でも、オイルや食料品
をはじめ、物価が徐々に上昇し始めています。
物価上昇とともに、じわりと金利も上昇していく気配を感じます。
低金利に慣れきって、ただ同然で融資を受けられるという軽い
気持ちは見直す必要がありそうです。