こんにちは。
不動産鑑定士の福井將之です。
消費税に対する議論はいろいろあります。
たとえば1万円の商品があって、10%の消費税、
そうであれば、合計は11,000円となります。
この1000円が消費者が払った預り金である、
というのが一般的な考え方です。
しかしここには、需要と供給という発想が消えて
います。
というのは、当初は1万円で100個売買できるとして、
需要と供給が一致しています。
100万円の売上高になります。
しかし11000円になると、需要と供給の一致点は
かわってきて、80個しか売れなくなるとします。
これは通常そうですよね、物価が高くなれば消費者は
買い控えるマインドになりますから。
しかし80個で11000円ですと、消費税を除いた売上高は80万円
で、これではやっていけないと思う店主さんは、商品価格を
9500円に下げて消費税10%のせて10,450円で売りにだします。
そうしたら90個売れそうだということがわかって、10450円で
売りに出します。
すると消費税を除いた売上高は85万5千円となり、80万円より
売上高は上がるので、よしじゃあ、これで売ろうとします。
さてこの場合、当初1万円の価格が、供給側は9500円の売り上げ
で500円損失です。そして消費者は、1万円で買えた商品を余分
に450円追加で払うことになります。
9500円の消費税は950円。この950円は預り金なのか?
実質的には、500円は店主さん(供給側)負担で、450円が
消費者(需要側)負担となります。
このケースはたまたま1万円の商品を9500円として10450円で
売りに出しましたが、1万円の商品を消費税込みで1万円で売り
に出すこともありますよね。この時は消費税全額が供給者負担
となり預り金ではありませんね。
さらに、輸出商品に対して消費税はかかりませんので、輸出業者
は払った消費税の全額が還付されます。
ということは、9500円に対し払った消費税950円が全額還付され
るので、もともと1万円の商品を9500円で安く買うことができた
ことと同じことになります。
なんかおかしいですね?