もちろんそれなりの練習も必要だけれど、それ以上に必要なことがありました。
それは自分に勝つこと。→自己管理能力
レースの完走を邪魔するのは、他人ではなく、自分自身でした。
どこも痛くないし、体もおかしいところはなかったのに、前に進める自信を失ってしまった。
スイーパーにどうする?と聞かれた時に、
少し休んでから行きます!という選択もできたのだと気付いたのは数日後でした。
そこまでの関門には間に合っているのだし、この先の関門に間に合うかどうかは走って見なきゃまだわからないことだったのに。
食べる時間がなくてシャリバテしてたなら、食べたら良かっただけだし、ダッシュして体が火照り過ぎて暑くてうごけなかったなら、止まってクールダウンするとか水場で体を冷やすとかすれば良いだけだったのに、それができなかった。
しかし、その時はそこまで頭が回らなくて、冷静な判断ができなかった。
睡魔と疲れ、暑さなどで脳がやられてたんでしょうね。
人間は体の疲れは気にしますが、脳の疲れの方は忘れがち。
脳はふつう休まないそうです。
寝ている間も活動が続いていて、夢を作り出しているそうです。
脳が休憩できるのは、現在の瞬間だけで、出来事の流れの中に身を置いてリラックスするときに休むことができるようです。
追記
脳は視覚を遮断しないと休憩できない内臓なので「目を閉じることが不可欠」
頭が過去や未来を行き来している間はエネルギーを浪費しているので休まっていないのです。
私は先のこと(タイムのこと)ばかり気にしていて、今の自分の状況把握がおろそかになっていました。
食べ物を持っていない訳ではないのに、先に進むことばかりに集中していて、補給のタイミングを逃してました。
水分ほど食べ物をとれていませんでした。
あとは、自分で足りていると思った量では足りたいなかった。
糖質不足で脳にエネルギーが行ってなかったのでしょう。
今思えばなんてもったいないことをしたのだろうと思いますが、こういうのは実際経験して、自分で気が付かないといけないことなんだと思います。
本来ならこれをレース中ではなく、練習中だったり、普段の登山などで経験して気付くべきことだったのです。
いや、経験はしていたはずなのに…
食べてなくて、動けなくなった経験は何度かあるのにも関わらず!
遊びの時からとレースの時では感じ方や危機感に差があるのでしょうね。
レースの時は色んな状況が3つも4つも重なってしまい、さらに頭が混乱状態だったのでしょう。
とりあえず、一度経験したのでこれからは同じような局面に遭遇した時の対処法も考えられるようになりました。
ちなみに去年は若干食べ過ぎで気持ち悪くなった感があったので、今年は抑え気味にしたのも補給が足りなかった理由のひとつです。
あとは事前の準備。
時間がないなりのエイドでの対処法も考えておくべきでした。
サポートあり、なしでは本当に大きな差があります。
サポートなしの場合、全てを自分自身で行わないといけない。
サポートがいれば、代わりに水を入れる、食べ物を用意してもらう、なんなら着替えさせてもらうなんてことまでもできます。
しかし、こちらはそれらをひとりで行わなくてはいけないし、全て自分で用意するので荷物の量もどうしても多くなり、背負って持たないと行けないものも多い分、体への負担も1.2〜5倍くらいあります。
トイレなんて行ってる暇もありません。
女子ランナーはどこでも放尿可能な男性ランナーのように、死角もないとこで急に立ち止まってするなんてこともできないから、トイレ行きたい時は集中して走れません。(トイレや隠れられるところを探してキョロキョロしてる)
今回、3回目で前回以上にトイレの場所にも詳しくなったので、初参加の人に比べてかなりのアドバンテージだと思います。
あと、記載しておきたいのは、ドロップバッグに食べ物だけでなく、補給用の水や飲み物を用意しておくべき。
他にもエイドで時短できる方法はいくつかあります。
食べ物を調理がいらないものにするなど。
このほかにも、荷物のパッキング方法や予備のヘッドライトのサイズ、持ち物、ザックのサイズなど、お金で解決できることもいくつかありそうです。
いやー
本当金の掛かる遊びですね。
楽しくてしかたないわ
やっぱり、実践(レース)が1番の練習になるのだなと感じました。
まだまだわたしは経験不足でした。
次のレースが楽しみです。
次のレースまであと1ヶ月ちょい。
今読んでいる本
内臓→血流→次は、また「脳」に戻ってきました🦵🫁🫀🧠