第76回富士登山競走 振り返り③ | 世界を走ってやる!

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自分の足で色んなところを走りたい。いつまでもどこまでも元気に走れる頑丈なランナー目指して、走り方を研究しています。

走り始めは2008年9月2日

なんとかギリギリで5合目関門に間に合い、補給をして、いざ、山頂へ。


次なる難所は6合目までの細い道。


ここも渋滞になるところ。


しかし、5合目関門の呪縛から解き放されたことで、少し気持ちに余裕ができてしまう


※これ完走ギリギリランナーにとっての大事なポイントなので太字にしました。


気持ちに余裕はできても、時間に余裕がないことをすっかり忘れていたの。


ここの渋滞は5合目までの渋滞よりは酷くはなかったし、呼吸を整えるにはちょうど良い。


ひと休みするのにはちょうど良かったのですが、そこをもう少し有効活用すべきでした。


ここから次の関門までの時間をちゃんと把握すると言う、完走する為の最低限頭に入れておくべきことを全く考えておりませんでした。


初歩的ミス!


mieちゃまの得意技:詰めが甘い


ここまでの道のりに比べたら、ここからの区間は少し楽に感じるくらい。


実際は楽なわけでもないですが、あそこまでぜーはーしないし、ダッシュすることもないし、なんせ歩けるわけだし。


そして、やっとヘルメットを被る機会がやってきました。


簡易ヘルメットはとても軽く、帽子の下にセットしましたが違和感なく被れました。


後半になって、ヘルメットが前寄りになったりで、上が見づらくなったので、顎紐で揺れを調節すれば良かったなとあとで思いました。(来年の注意点)


6合目の安全センターに出てきて、ようやく富士登山競走の本番が始まります。


施設エイドの方からポカリもらった。


あと、別のところではコーラも頂きました。


しかし、最近、コーラが前みたいなパワードリンクに感じない。


歯が溶けそうな感じがしてしまいました。



周りに比べ、良いペースで登れてます。


たくさんのランナーをパスできているし、脚も動いている。


何年か前は苦しくてどうしようもなかった富士登山。


ここ数年で体質が変わったのが、高度に慣れて来たのか、以前よりはだいぶ楽になりました。


そうは言っても、標高が上がるにつれ、少し走るとすぐにゼーハーするのであまり調子に乗って走ると痛い目をみます。


今回ラッキーなことに、6合目から7合目の山小屋たくさんある区間は雲がでて大変涼しかった。


すれ違う他のランナーに、絶好の富士登山日和ですね!これはチャンスですよ!なんて言いながら登ってました。


周りには足攣って止まっているランナーもいれば、苦しそうにして立ち止まっているランナーもいました。


そんな人たちに大丈夫ですか?とか頑張って!と声を掛ける余裕すらありました。


途中で女子20位なんて言われたりもしました。


登山してる人に応援してもらったり、こんにちは!と挨拶したり会話する余裕すらありました。



なのに、なのに!


なぜ、時計を一度も見ない!!



こんだけガンガン進めて、抜かされることもないから安心しきっていたのでしょうね。


岩登りのところに来て、少し脚を休められると思い、両手も有効活用して3点支持で上ります。


この辺りからズレるヘルメットがちょっと邪魔になり始める。


手で後ろにずらして、次に行く道を見定めるようにしてました。


試走の時は目の前だけ見て登っていたら、なんか難しいところを登っていたりとかあったので、今回はルートを選びながら進みました。


前の人に着いて行くと混み合ってしまうところもあるけど、少し大回りにすれば進めるところも多いので。


この区間では茶色のジャージズボンを履いたおじいちゃん?と抜きつ抜かれつしてました。


最終的には私が先行したので、その方も完走できていないと思います。


あと、岩場では頭から血を流して救護されているランナーもいました。


この区間では流血ランナーを毎年見かけますが、同じ人でないことを祈ります。


そんな感じでマイペースで進んでたら、周りはどんどん人が減ってきてました。


そして、いつだったでしょう。


どこだったんでしょう。


なんとなく異変と言うか、嫌なら空気を感じたんですよ。


どこからか、間に合わないな… みたいな声がした?


なんか周りが静かになった気がしたんです。



へ?って感じになりましたね。


まさか…


そこで初めて時計見ました。


まだ、8合目の富士山ホテルには到着しておりません。


時計の経過時刻を見ると、



4時間6秒とありました。



そう、まさかの関門時間です。


タイムアウトです。


時間切れです。



私の山頂チャレンジは、8合目の関門で終了となりました。


残念無念。


これが、今年の私の富士登山競走でした。


救いなのは、去年より進歩していること。


きっと次は完走間違いないな。



神社ランニング



山小屋に通されるとたくさんの人が座っていました。(これを見るのは3度目)


この人達は私よりかなり前に5合目に到達しているのに…それでも間に合わないのは、山岳区間での力不足が原因だと思います。


この数日(まだ2〜3日しか経ってないけど)、婦人達のレース展開などを勝手にチェックしたり、完走者や未完走の人達のあれこれを読んだり見たりし、自分のレース運びなんかを振り返って色々と分かって来たことがあります。


もう、やめても良いかなと、思っていましたが、いや、このままやり残したままで逃げるかのようにやめてはダメだと思いました。


まだチャレンジする権利もあるし、体力もある。

そして、私には経験もあるのだから!


完走ギリギリラインの体重ほぼ60kgのご婦人が、どのようにして、てっぺんを獲りに行くのかみなさんも気になることでしょう。


スラムの雑草は踏み潰されても、もう来るな!と除草剤撒かれるまでは、まだまだボーボーになるまでしつこく生きていきます。


何度痛い目を見ても懲りてないクマにゃー


今回の甘かったポイント。


5合目に間に合えばなんとかなると思っていただけで、5合目から8合目関門までの残り時間をちゃんと把握できていなかった。


そして、時計を見ていなかった。


私の完走プランはこれでした。


馬返し 1時間5分

5合目関門 1時間5分

8合目関門 1時間50分

山頂 30分


実際のところ


馬返し 1時間11分04秒

5合目関門 1時間3分46秒

8合目関門 1時間48分56分

山頂 ーー


5合目から8合目区間は決して遅くはないと思います。山頂までも、関門通過したなら30分くらいで行く気力はありました。


馬返しまでがね…


最初に5分縮められていたら卒業可能だったのに悲しい


この日の体調とかもあったから仕方ない気もしますが。


見事に山頂トイレ入ったら、おめでとうございますと言わんばかりに、生理きてたしパンツ



そんなこんなで、第76回富士登山競走のレースレポ、振り返り終わります。



来年に向けての攻略法や今年のまとめを別で書こうと思います。


最後までお読み頂きありがとうございました。



これを教訓に、次のレースでは同じような失敗をしないようにしたいと思います。


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