さて、続き。
五合目からは道幅せまいから渋滞になりやすい、ここじゃ抜けないねー、なんて話をしながら六合目手前までは一緒だったけど、なぜかこの砂礫区間に来るとみやみさんの速さがぐーんとアップ。
下から歩き方を見ていても、何か特別なことをしているようにも見えない。
本当、ただただ普通に歩いている。
いや、この場所を普通に散歩するかのようにスタスタ歩けること自体が普通の人からするとおかしいのだ。
あっという間にみやみさんの姿は見えなくなる。
白Tさんのが近い。
さっき一瞬一緒になった時、彼が言ってたけど、このペースはサブ4ペースだそうだ。
下から見てたらいつのまにか、みやみさんのが前に
やっぱりみやみさんの山歩きの速さは尋常ではない。
山道には一般登山客もちらほら。
やっぱり外国人が多い。
あと消防士?消防団?の若い子たちもたくさんいて、その人たちからは道を譲られ、応援されるもんだから、ゆっくり行くわけにも行かず、大会さながらの追い込みとなった。
五合目付近から、空腹も感じたので途中で持って来たお手製スペシャルドリンクや塩熱サプリを摘んだりして空腹をしのぐ。
今回心掛けたことは、とにかく1ミリ、1センチでも良いからとにかく止まらず、前に上に進むこと!
どんなところでも止まって休まない。
休みたい時は、体を岩に預けながら前に進んだりして、体全体を使い、腕を使う時は脚を休めると行った感じの一瞬を使って疲労を軽減させた。(自分比)
これは全身筋トレ状態だな!
上に行けば行くほど、呼吸よりも脚の疲れに耐えてる感じだった。
天気は曇ったり、時々晴れたり。
もう前しか見ていないので、景色はこの時の1回くらいしか見ていないと思う。
目の前しか見過ぎてなくて、岩登り区間はなぜかわざわざ難しい方の道を上っていたりするくらいだ。
七合目、八合目とたくさんの山小屋の前を通るが相変わらず順番を覚えていない。
今回は山小屋前の道も走れくらい元気があった。
そして、不思議なことに、上に行けば行くほど元気になった。
やっぱり私には涼しいのが良いらしい。
八合目の関門、富士山ホテルでラップを取ろうと思ってたのに、どこが関門だったか分からなくなり、結局通り越していた。
その後時計みたらまだ2時間40分台だったので、これは3時間カット行けるか?と思って、必死にみやみさんの見えない背中を追った。
呼吸はインターバル並みにゼーハー。
実際そこまで苦しくてたまらないわけではないが、あえて呼吸は激しく、大袈裟にするのがポイントだ。
流石に九合目付近で走ると本当に苦しくなったが、走れそうなところは走った。
てか、走れるのが奇跡!
私も成長したなーと考え深い。
みやみさんの背中は見えなかったが、白Tさんの背中は見え隠れ。
もう少しで追い付けそうだけど、あとちょっとで追い付かない。
最後から2番目の鳥居をくぐり、もう少し行くとついに復旧された狛犬さん達!
そして、その先にはみやみさんの姿も。
とりあえず、最後のゴール付近までダッシュした。
到着タイムは3時間7分!
3時間カットはできなかったが、これまでで一番速い到着だった。
山頂でも息苦しいことはない。
いつだかのゴールの時はゴール寸前吐きそうなくらい一瞬気持ち悪かった。
それに比べて今回元気すぎる!
少しするとらんなーさんも山頂到着。
今年の富士登山競走はどんなことになるのか?!
乞うご期待であります
まとめに続く。