ゴールに向かって走るのだが、不思議なことに80キロ過ぎから調子が良い。
コースが下り基調なのもあるんだろうけれど、下りでもガンガン走れるは嬉しい。
膝にきちゃってる人には下りが逆にキツかったりするからね。
100キロ参加の人達をガンガン抜かし、吉田うどんのエイドまで戻ってきた。
第24エイド 98.9キロ
うどんに目が行ったが、先を急ぎたい気持ちの方が強くて、うどんには手をつけなかった。
そんな時誰かが私を呼ぶ。
誰だ?
あ、タローさん!
ついに仲間に追いついた。
すごいね~ 頑張ってるね。
ゆうなり行っちゃったよ。
って言葉聞いて、じゃあ行かなきゃ!とさらに先を急いだ。
どの位前にいるのかわからないけれど、必ず追いつかなきゃと思ったけ。
もうすぐ西湖。
第25エイドに向かう途中の上りで見覚えのある後ろ姿を発見。
じわりじわりと近づいて行き、やっと手の届くところまでやってきた。
肩に手を置いた。
捕まえた!
突然の登場に驚かれたが、少し会話をする。
Aiさんは膝が少し痛いけど、ゆっくり頑張ると行ってた。
そして、ゆうなりがもう少し前にいるという情報もGET。
よし、早くつかまえなきゃ!
そう考えると、楽しみも増え元気が出てきた。
残りの距離も大分減ってきた。
途中姉さんの応援もあった。
ゆうなりを捕まえるのにそう時間はかからなかった。
西湖のエイド近くで誰かと一緒に走っているゆうなりを見つけた。
声を掛けると、
お!相棒!
速いね~
そう言いながら、一緒にいた男性を紹介してくれた。
ゆうなりの同級生でたまたまこの大会で会ったらしい。
今回のゆうなりさん、かなり元気なご様子。
ついておいで!と言って、私は走り出したがさすがに私についてこれなかったらしい。
そして、私は先を急いだ。
急いだと言ってもせいぜいキロ6:30~7:00位のペースだが。
そして、手元の時計で100キロを通過した。
時間は10時間50分位だったかな。
初100キロより体感的には楽だったけど、タイムの方はイマイチ。
あと残るは18キロのみ。
途中ハテナエイドってなのがあって、楽しみにしてたら、まさかの駄菓子。
よっちゃんイカみたいなのだった。
違う意味でハテナだよね
全くもって魅力を感じずスルーしてしまった。
なぜか100K過ぎで謎の復活。
元気出てペース上がる。
そして、河口湖手前のプレミアムエイド到着。
第26エイド 103.7K地点
ここではDNSのドリンク一気飲みとプロテインバーみたいなのを頂く。
お持ち帰りように封の空いてないものをポケットにしまった。
長居はせずになるべく早く立ち去った。
この辺から前後のランナーと位置関係が大分変わりつつあった。
エイドで長居をしたらあっと言う間に差がつき始める。
これまで良く見ていた女子が遅れ始めたと思ったら、後ろから別の女子がやってきたり。
これだけ長い距離になるとどうなるかわからないものである。
河口湖の途中くらいかで、見覚えのあるTシャツを着た人を発見!
あーちゃんだった。
あーちゃんと声をかける。
あーちゃんも膝に来てしまったようで、私はゆっくり行くよとマイペースで歩いてた。
あーちゃんを見送り、わたしも先へと向かう。
なんとなくトイレに行きたい気もするのだが、なかなかトイレが見当たらない。
自分達の宿泊しているホテルの前を通ったので、思わず寄ろうかとも思ったが無駄に走りたくなくて、そのままスルー。
ここまできたら、あともう少しだ!
ステラシアターまでのなだらかな上りがキツく感じ始める。
そして、やたらと信号待ちが多くなった。
信号ストップで休めるけど、それが続くことで休み癖がつき始めた。
もっと頑張れるはずなのに、ダラダラしてしまう。
信号待ちではランナーみんな同じ体勢。
膝に手をやって前屈みになってた。(笑)
みんな辛いんだな~
ストレッチをしたりする人もたくさん。
私は上半身がガチガチだった。
止まっては走りを繰り返すうち、いつしか左足首が痛み始めた。
靴下だか、ゲーターの当たるところが痛い。
一度気になると気になって仕方ない。
痛みが気になり、ついには歩きが増えた。
多分、もっと気持ちを強く持てば走れなくもないのだけど、周りの雰囲気とか、上りで嫌気がさし始めてあんまり頑張れなくなってきていた。
車からねーさんが声を掛けてくれた。
心の中で乗っけて~~と叫ぶ。
あと10キロもないのに…
この10キロの長いこと、長いこと。
やっとステラホールのエイド到着。
ボランティアの人達にお帰りなさいと声をかけられる。
ねーさんも迎えてくれた。
エアサロを脚に掛けてもらった。
ここまでエイドが全然なくて、とても喉が渇いていたのでコーラが美味しくてたまらなかった。
エイドにはプリッツとポッキーがあった。
ポッキーを2本食べた。
目の前にボストン ストロングの青Tシャツを着た女性がいたんだけど、ものすごい量のポッキーを手にしてたよ(笑)
ここで姉さんと少し言葉を交わしたが。そう長居はせずに最後の地獄の様な坂を上り始めた。
残りあと5キロ
もうちょっとつづく。