ちょいと小話をひとつ。
昨日、仕事を終えて、いつものようにいつもの駅で電車からおりた。
すると、目の前のベンチに以前一緒に働いていたKちゃん(以降K)らしき姿。
少し、ふっくらした感じだったので、半信半疑で近寄ってみる。
m 「おお!ひさしぶり~」
やっぱり、Kちゃんだった。
K 「久しぶりだね~ てか、いつも会うのってこの駅だよね(笑)」
Kはこの駅近辺にある某大手航空会社のSEをしている。
私はこの駅に自転車を停めている。
だから1年おきくらいな勢いで時々遭遇することがある。
久しぶりの再会でちょっとした世間話をしていると、
K 「実はさ、私、結婚したんだよね」
m 「え!そうなんだ~ そりゃあ、おめでとう。」
K 「ていっても1年前なんだけどね」
m 「マジで?!」
K 「まぁ、いろいろあってみんなには言っていないんだけどさ。しかも、これだよ」
ふとみると、彼女のおなか、おっきい!
妊婦だ~~!!
m 「うぁ~ ダブルでおめでとうだね~」
いやはや、2度びっくりである。
m 「で、今はどこ住んでるの?」
K 「南太田…横浜より先でちゃったけど」
m 「あ、でも割と近いんだね。で、ところでさ~ お相手は?」
実は、過去の男性をちらっと知っていたので誰と結婚したんだろうかと気になったので聞いてみた。
すると、彼女は少し口を濁らせながら…
K 「実はさ…
インド人なんだ」
m 「え?!マジで?! とうとう、ダンナまでインド人?!」
というのも、昔一緒に仕事をしていた頃から彼女は大のインド好きだった。
よく、インド映画を見ていたよ。
そして、今の仕事に変わってからは、ひとりでインドへ旅にでてしまうほどのはまりっぷりだった。
m 「え~ そうなんだ。こっちで知り合ったの?」
K 「いや、旅行行ったときに見つけて、連れて帰ってきた…」
m 「!!!!!!!!!! すげぇ…」
そのあと、いろいろと話を聞いたりしたが、電車が到着したので、彼女を見送ることに。
別れ際に大きくなった彼女のおなかをさわって、
「じゃあ、元気な子を産んでね。
気をつけて帰ってね~」
そう言って彼女と別れた。
1度ならず2度までも。
いやいや、これぞ本当のインド人もびっくりだよ!
とても平凡な一日の終わりに、なんとも非凡な出来事。
人生って何が起きるかわからないものだね。。。
彼女からほんの少し幸せのかけらをもらった気がした。
人生何でもありだよ!
つぎは私が…
そんなことを考えながら家路にとついたのだった。
おわり
おまけの会話
m「ところで、毎日カレーなの?」
K「う~ん 週3日くらいかな」