ビッグバンドの録音を1995年イギリスでリマスーしたアルバムです。
ジャケットの写真は1938年 ハバナの Hotel Nacional の前で
Orquesta Casino のメンバーが集まって撮られた物です。
20世紀はじめ400年植民地としてスペインに支配されていました。
共和国となり独立したようでいて、実質的にはアメリカの強い支配の下にありました。
この共和国政は '59年 ご存知カストロやゲバラらのキューバ革命まで続きました。
ハバナの町の写真を見ますと、古いスペイン様式の建築物と
オテル・ナシオナル のような50年代までのアメリカの建築と
当時のアメリカ製乗用車でこの町が出来ていると一目瞭然です。
時代的にはアメリカの資産家やギャング・そして軍がここを拠点に
大きな富や利権を得ていたわけですね。
当然、当時の富裕層の娯楽として音楽やダンスみたいなものが
かの地では盛り上がります。
ビッグバンドはアメリカのスィングバンドのコピーをベースとしながら
ローカライズされていきます。
ソンというキューバ音楽がアメリカに渡りルンバと称され大流行、
50年代に入るとマンボやチャチャチャなどローカライズされたものがまた
アメリカへ渡り新しい音楽となって行きます。
ジャズにキューバ独自のリズムとグルーブ、更にスペイン語の歌の
英語とは異なる転がり方。そして娯楽性。
聴いていますと音楽的にかなりレベルの高いものです。
おそらく、キューバの人たちは根幹のところで
音楽が好き何でじゃないかと感じます。
まぁ表層的な部分だけでこれを語るのは無理があるでしょうけどね。
しかし、妙に懐かしいんですよ、キューバの音楽は。
昔の映画音楽や、昭和歌謡のルーツにかなり色濃く影響されているのでしょうか?
革命前のキューバ音楽、なかなか良い感じですよ。