毎日,必ずといっていいほど,Dのための用事があった。
パスポートをコピーしといて、とか,何かをどこかにファックスしておいて,とか,
どこかに電話してたずねておいて,とか,ものを取りにいっておいて、とか。

なんかまるで子供がいるような気分だった。
もしくは秘書?

母は,後にこう言った。

「この子はDに完全に使われている。やばいなって思ってたよ。」

「Dは精神的に問題がある。」

母には見えていたようだった。