相変わらず?お久しぶりです
突然ですが皆さんは秦鹏飞(チン・ポンフェイ)をご存知だろうか?
中黒の位置を間違えたら大変になりそうな名前だが、彼なくしては現在の大陸アクションは語れない…そんな人物なのだ
今回はそんな秦鹏飞について(ネットで拾った薄い知識をもとに)書いていこうと思う
1985年河北省で生まれた秦鹏飞は幼い頃から武術に親しみ、河北省武術選手権では連覇を成し遂げ、さらには武英級の称号を与えられた
ちなみに武英級というのは中国国家体育委員会によって選定された中国武術の練度を示す最高位のモノだとか
ちなみに武英級に認定された俳優だと李連杰や趙文卓、張晋、呉樾などがいて、呉樾は最年少記録保持者だとか(なんと16歳!
↑若き日の秦鹏飞。流石にシュッとしてる
その後はスタントマンとして業界入り…この過程は張晋と同じだね
スタントマンとして携わった作品としては「墨攻」「レッドクリフ」「画皮」「レイン・オブ・アサシン」「孫文の義士団」「ムーラン」(ヴィッキー・チャオのね)などがある
こうしてみると秦鹏飞は董瑋の元で修行してたのね。「カンフースタントマン」でも董瑋と一緒に映ってました
今の彼のワイヤー使いは董瑋直伝のものなのかもと思ったり
こうして順調にキャリアを重ねていった秦鹏飞は「ゴッド・オブ・ウォー」では動作指導として活躍!
なんといっても本作は趙文卓、洪金寶、倉田先生といった往年のアクションスターたちが出演する大作
正直本作を初めて見た時はちょっとアクションは地味かな?という感じ
決して悪い撮り方ではないんだけど、キャストの持つポテンシャルはあまり伝わらなかった印象だった
そして翌年2018年には「ミッション・デブポッシブル!」でも動作指導を務める(にしてもなんつー邦題だ。アマプラで配信中
ドニーさんの燃えよデブゴン公開前に燃えデブっぽい作品作っちゃおうぜという商魂の逞しさが伺える一本なんだが、こちらにも倉田先生が出演
ショットガンぶっ放すぐらいで肉弾戦をやってくれないのは残念
本作のアクションもそこまで印象に残るものではなかった
中々コレという代表作が送り出せない秦鹏飞だったが2019年には「ハンター・エンジェルズ」にて監督デビュー
PUBGみたいなバトロワムービーなんだけど、銃撃戦も単調で肉弾戦もなく上から降ってきた仕事をやりました…そんな感触の作品だった
しかし2020年に秦鹏飞は監督作「破神录」にて運命の出会いを果たす
それはシーミャオくん!
古くから香港映画を見ている人からしたら「D&D 完全黙秘」とかに出てたちびっ子ドラゴンか!となるあの子
シーミャオ自身も子役時代の後、配信映画や大作のちょっとした役をこなしながらも代表作に出会えずにもがいていた時期だった
そんか時期に出演した本作は世間的な評価は得られなかったが、「新少林寺」の謝霆鋒のような軍服姿のシーミャオ君のアクションシーンは中々の見応え
ここから彼らの快進撃は始まっていく
そして翌年2021年二人は再び「東北警察故事」でタッグを組むことになる
大陸の公安をシーミャオくんが演じた本作は特にラストのバスの中での立ち回りが評価された
因みに本作と「破神录」の動作指導は张乐、秦鹏飞中期の功労者とも言える人物だ
2022年には大陸版座頭市「盲剣楼」にてアクション監督として組むことに(動作指導は张乐
配信映画とは思えないぐらいこだわりを感じる画に、スタイリッシュなアクション
そして髭を蓄えた今までとは全く違う印象のシーミャオ君の存在感も相まってこちらもヒット
こうしてスタローンの「ロッキー」、「ランボー」のように「東北警察故事」と「盲剣楼」というシーミャオくんの二本柱が成り立つこととなった
こうして完全に波に乗った秦鹏飞は続いて「東北警察故事2」(2023)を監督
ここらへんで完全に秦鹏飞のアクションスタイルが確立される
手持ちの広角カメラが縦横無尽にキャストの周りを動き回る高速アクション…それ自体は大陸の配信アクションにありがちな撮り方ではあるんだけど演者のポテンシャルや見せ方も相まってそれらとは一線を画すクオリティのアクションに仕上げた
「悪魔を見た」にも負けない車内でのバトルや「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」もびっくりのトイレでのバトルなど(中国の大便器はあんな感じなんすね)見どころたっぷりなので是非とも日本公開希望の快作だ
その後はアクション監督、監督だけでなくプロデューサーも務め数々のアクション映画を送り出していく
因みに2024年にはなんと6本の監督作リリースしている!
この多作っぷりも彼が重宝される要因の一つかもしれない
シーミャオくんと共にちびっ子ドラゴンとして90年代名を成した釋小龍とも「醉后一拳」「打黒」そして盲剣楼のスピンオフ「剣侠伝」などでも組み素晴らしいアクションを見せてくれている
そして今年には釋小龍となんとイコ・ウワイスが激突する「万米危机」で釋小龍と共同監督を務めるという…シーミャオ君に引き続き秦鹏飞と釋小龍が世界デビューする日も近いかもしれない
更に今年夏公開されて大ヒットを記録した少林サッカーの続編「功夫女足」ではアクション監督だけではなく周星馳と共に共同監督を務めるという大出世っぷり
彼はもう配信映画だけではなくスクリーンにまで進出してきているのだ
香港アクションの二番煎じ感の強かった最近の大陸アクションだったが、そんな現場を打破し大陸を代表するアクション監督となった秦鹏飞
今後も目が離せない!!
ちなみに…今年公開された「東北警察故事3」では秦鹏飞はアソシエイトプロデューサーという現場からは一歩引いた立場で参加
映画のクオリティが落ちるかと思いきやシリーズ最高傑作との噂も聞く傑作だとか
因みに本作のアクション監督は杜晓辉で、「火遮眼」でシーミャオくんと組んだ園村さんスタイルのアクションを作り上げている
杜晓辉は「東北警察故事2」や「盲剣楼 無明の執行人」「剣侠伝」にてアクション監督を務める最近の秦鹏飞作品の影の立役者
彼からも目が離せない…











