〇図書館から借りた本〇
『ハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大学特別授業』 マイケル・サンデル著 ~早川書房~
『ドラッガー 最後の言葉』 ピーター・F・ドラッガー著 ~講談社~
たまたま図書館で手にした二冊でしたが、2つとも日本についての内容(マイケル・サンデルさんのは5つの国のうちの1つに日本が入っている)でした。日本人としてとても感慨深いものがありましたし、外国から見た日本を見つめてみるという意味ではとても参考になった本です。
ハーバード白熱教室では、中国、インド、ブラジル、韓国、日本で開催されたサンデル氏の白熱授業の内容と、それぞれの教室を終えたサンデルさんのコメントが載っていました。国は違えど正義とは何か、人として持つべき価値観は?など、興味深い内容ばかりでした。
ドラッガー 最後の言葉 はドラッガーがこの世を去る4ヶ月前にインタビューしたものをまとめた著書です。ドラッガーはあまりにも有名ですが、まだ彼の著書を読んだことがありませんでした。いろんな解説本も出ているのそこから入ってみようかとも思っていましたが、この本はボリュームも少なく字も大きかった(笑)ので手にしてみました。やっぱりすごい方ですね。心に残ったフレーズをいくつか書き出してみたいと思います。
~引用開始~
成果を挙げる唯一の方法
絶えざるスキル・アップを達成するために最も重要となるのは、自分の強みを把握することです。自分が何を得意とするのかを知り、磨きをかけていく――これこそ個人のイノベーションの要諦であり、成果を挙げ続いていく為の唯一の方法です。
経営は組織の僕
言い換えれば、経営とは組織の僕であり、そのことを忘れた経営はすべて誤った経営です。そして、誤った経営は組織を破壊してしまう。いかなる地位であれ、経営者もまた組織の僕であり、そのことを失念した瞬間から、その経営者は自ら組織に害を及ぼす存在へと身を落とすのです。
異文化を結ぶ架け橋に
イギリスには大西洋をはさんでヨーロッパとアメリカを、そして日本には太平洋をはさんでアジアとアメリカを結ぶ「橋」になることが求められています。異なる価値観が共存していく世界では、政治的にも、経済的にもバランスを取っていく必要があります。ヨーロッパの一部であり、同時にアメリカの一部であるイギリスとアジアに位置しながら史上稀に見る西洋化に成功した日本とが、その舵取りを果たしていく責任を背負っているのです。
~引用終了~
著書の最後にドラッガーをよく知るジャック・ピーティーの一文がありましたが、その中で紹介されていたドラッガーが語った言葉です。
「ケインズや彼の教室にいる優秀な経済学専攻の学生たちはみな、『商品の動き』に関心を払っているが、私は『人の行動』に関心がある」
まだまだたくさんありますが、ドラッガーがなぜこれだけ支持されているのかが分かるエッセンスがちりばめらた一冊ではないでしょうか。いつか『マネジメント』にもチャレンジしてみたいと思います。


