[女子野球選手権大会1回戦]ハナマウイ VS 神戸弘陵学園 | 明るく元気に考え込む…リーリーゴー!のブログ

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今日の第3試合は、坊っちゃんスタジアムからマドンナスタジアム(坊っちゃんスタジアムの隣にあるサブグラウンド…でも、しっかりとスタンドもあって立派な球場です)へと移動し、こちらも関東の実業団チームのハナマウイと、関西の高校生チーム神戸弘陵学園の試合を観戦しました。この神戸弘陵学園は、先の女子高校野球選手権で決勝進出を決め、甲子園で決勝戦を戦うことが決まっています。

そんな神戸弘陵学園が実業団チームを相手にどんな試合をするのか…。神戸弘陵学園は主将の大きな声にチーム全体が引っ張られる感じで、みんな笑顔、みんな元気、勢いを感じるチームでした。そんな勢いも武器に、神戸弘陵がハナマウイの先発は花ケ崎投手(右のオーバーハンドのすばらしい投手です)を相手にどう攻撃し、一方の神戸弘陵学園の先発日高投手が、ハナマウイ打線をどこまで抑えられるのか…というのが楽しみな試合でした。


まず、ハナマウイの1回表の攻撃は、日高投手の前に遊ゴロ、遊ゴロで2死。3番林選手は死球で出塁したものの後続も左飛で打ち取られました。なんとなく、このイニングの投球を見て、神戸弘陵の日高投手が大崩れをして大量点というのはなさそうだな…という予感を持ちました。


一方のハナマウイの先発、花ケ崎投手。
初回、いきなり神戸弘陵の先頭打者信貴選手に左翼前へと運ばれ、続く辻本選手の犠打でいきなり1死2塁のピンチを迎えます。3番打者はニゴロで2死として、迎えた神戸弘陵の4番正代選手。1ストライクから左打者の正代選手がとらえた打球は左翼の頭上を大きく越える打球。打った瞬間、自分も、自分の周りでカメラを持っていた方々も皆、「えっ」「うわー」と声が出てしまうようなものすごい打球。これが適時三塁打となって神戸弘陵が1点を先制しました。なおも続く5番國富選手の打球も一二塁間へ。これは、ハナマウイの右翼手西門選手が一塁で打者走者を刺し右ゴロで初回の失点を辛くも1点で切り抜けました。


早く追いついておきたいハナマウイの2回表の攻撃は1死後、6番中園選手が左前安打で出塁しました。続く西門選手の初球がボールとなって2球目…の前に、日高投手が牽制球。1死1塁…確かに動きて来る可能性のある場面。日高投手がさらに牽制。そして、投じた2球目…の前にさらに誘い出すかのような牽制。これに走者が飛び出してしまいタッチアウト。明るく元気で勢いのある神戸弘陵。いやいや、それだけではない、ものすごくしたたかな面も持っている、ものすごく怖いチーム…という印象を与えるプレーでした。


そのしたたかさを見せたプレーもあって2回表も無失点で切り抜けた神戸弘陵は2回裏。この回先頭の6番安藤選手が上手く三遊間を破る安打で出塁すると続く7番伊藤選手は左肩に死球…「痛そう」とスタンドから声が出た直後「---っしゃぁ!」と大きな声とともに一塁へと駆け出していく伊藤選手。また、これでベンチが沸きます。続く8番糸瀬選手がきっちり送って1死2、3塁となったところで、ハナマウイバッテリーはタイムを取って話をします。しかし、それでもここで9番獅子鹿選手は2球目、見事に打球を転がしセーフティスクイズ。神戸弘陵が1点を追加し、2-0とします。


その後のイニングは、ハナマウイの花ケ崎投手がきっちりと神戸弘陵打線を打ち取り、0点のイニングを重ねていきますが、一方ハナマウイの打線も神戸弘陵の日高投手をとらえることができません。4回は先頭の阿部選手が安打で出塁し、犠打で1死2塁としたものの後続が三振、投ゴロ。5回も先頭の6番中園選手の中前への安打で先頭打者がを出し、2死1、2塁まで走者は進めたものの後続が左飛に打ち取られ無得点。


そして、あれよあれよという間に迎えた最終回のハナマウイの攻撃も、三邪飛と左飛で2死。ここから、ハナマウイの代打本吉選手が死球、続く市川選手が死球を選び2死1、2塁と長打が出て2人の走者が返れば同点という場面までは作ったものの、最後の打者が左直に打ち取られてゲームセット。この試合も高校生チームの神戸弘陵が、社会人チームのハナマウイを破り2回戦へと駒を進めました。


神戸弘陵はとにかく元気だし、夏の大会で勝ち続けてきていることもあり勢いも持っている。さらに試合中のシーンでも書いたようにしたたかでもある。(この牽制3球で走者を刺したプレー以外にも、ハナマウイの走者が2塁にいる場面…、遊撃手が走者の後ろで大きく飛び跳ねるジェスチャーをしてから三遊間方向へ遊撃手の定位置へと走りだし…自分もここは牽制がないからとカメラを投手に向けた瞬間、投手が後方から二塁ベースに入った二塁手へと牽制。この時走者は二塁ベースに戻りましたが、自分が走者だったら完全に刺されていました)

今日は自分が観戦した、岡山学芸館、神戸弘陵学園に加えて、自分が観られなかった試合で熊本の秀岳館高校も関東の実業団チームゴールドジムベースボールクラブを破ったとのこと。負けたら3年生は引退…という高校生チームが意外と大会の台風の目になるのかもしれない…と思わせる試合でした。