[全日本女子選手権1回戦]岡山学芸館 VS 侍 | 明るく元気に考え込む…リーリーゴー!のブログ

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松山坊っちゃんスタジアムで開催の第2試合は、高校生チーム…新しいチームで1期生が3年生になり臨んだ夏の選手権大会では惜しくも0-1で初戦で惜敗した岡山学芸館高校が、関東の社会人チーム侍と対戦するカードとなりました。

高校生と社会人…。今回の全国大会では高校生、大学生、社会人という異なるカテゴリーのチームを一緒に集めて実施しているので、もちろんこのような対戦は起きるのですが、そりゃ社会人の方が有利だよなぁ…と思いながらの観戦でした。
…なお、関東地方で開催されているヴィーナスリーグでも、以前は社会人、大学生、高校生が同じリーグに混じって試合をしていました。しかし、やっぱり実力差があるからなのか、今年度からは、「プレミア(大学・社会人)」と「高校」は異なるカテゴリーに分けてリーグを開催することになりました。(チーム数が増えたことで、一緒にしなくてもよくなったということなのかな…だとすると、うれしいことです)

そんな試合の先発投手は、岡山学芸館は畠木投手、侍は亀谷投手(自分の認識では侍のエース)でした。


その社会人チームの侍は、初回いきなり1死後に2番中村選手が中前安打で出塁すると、続く蛭田選手も中堅への安打。しかし、一塁走者が三塁を狙って寸前タッチアウト。この回の先制はなりませんでした。


2回表も侍は1死から菊池選手、大沼選手の連打で1、2塁のチャンスをつかみますが、続く金城選手の打席でダブルスチールを仕掛け、三塁タッチアウト。「んー、じっくり攻めちゃダメなのかな…」 という試合展開となります。


すると、2回裏の岡山学芸館の攻撃。1死後、ここまでピンチをしのいでいる投手で5番の畠木選手と続く芝田選手の連打、そして7番山本彩選手の死球で岡山学芸館が1死満塁と大きなチャンスを得ます。続く8番の堂前選手に対して、侍バッテリーは初球ストライクの後1球外し、その後も2球ファウルの後1球外して2-2.ここで堂前選手が打った打球は右翼ライン際の飛球。タッチアップで走者がスタートを切ることを嫌った右翼手はこの打球に追いついてはいたもののファウルにしました。「うっ、ここは満塁だし、ピッチャーとしては打ち取った打球、取ってほしかったのでは…?」という気がしつつ試合続行。その後、ボールが2球続き押し出し。

 

岡山学芸館が1点を先制しなおも1死満塁。大量点もあり得る、岡山学芸館のチャンス、侍のピンチでしたが、続く打者の打球は鋭いライナーだったものの、前進守備の侍の二塁手兼子選手の正面。二塁走者が戻り切れず併殺となり、侍としては大量失点のピンチはなんとか切り抜けました。


早く追いつきたい侍打線に対しては岡山学芸館の先発畠木投手は、3、4、5回の3イニングを打たせて取るピッチング(遊ゴロ5つ、ニゴロと三ゴロが1つずつ)でリズムよく切り抜けていきました。


すると、岡山学芸館の攻撃陣は5回裏。イニングの先頭の山本彩選手が安打で出塁すると続く堂前選手は送りバント、9番中小江選手も安打でつなぎ1死1、3塁とすると、続く1番藤本選手は初球にセーフティスクイズを決めて、リードを2点に拡げます。さらに2番の長峰選手が中前安打で出塁すると、侍はここで亀谷投手から瀬端投手へとスイッチ。1死満塁という厳しい場面でマウンドを引き継いだ瀬端投手に対し、岡山学芸館は3番安延選手もセーフティスクイズで3点目。瀬端投手は後続を打ち取りましたが、点差は3点と広がってしまいました。


なんとかしたい侍は6回表、1死後に1番加藤選手が中前安打で出塁し、3番蛭田選手の右翼への適時打で待望の1点を返すと、続く4番立花選手も左翼への安打で続き2死ながら1、2塁、2人の走者が生還すれば同点というチャンスを作りました。しかし5番佐藤選手の打席で、岡山学芸館の畠木投手が長めのセットポジションを取ったところで二塁走者が飛び出してしまい、二、三塁間に挟まれタッチアウト。侍は惜しいチャンスを逸してしまいました。


侍は、最終回7回も2死後に大沼選手が中前安打で出塁はしたものの後の打者が打ち取られ、岡山学芸館が社会人チームから勝利を挙げました。

 

 

岡山学芸館は、今のチームが創部1期生。その最後の夏の高校の大会は惜しくも、1回戦で延長戦の末、0-1で敗戦してしまったとのことでした。ただ、その敗れた試合でも、今回の侍戦でも、好投手がしっかり打たせて取りバックもしっかり守ってアウトを重ねるすばらしい野球ができていたのかな…と。試合を見たのは初めてでしたが、投手を中心にきっちりとした守備で守り勝つ野球という、そんなカラーを感じました。

 

 

女子の野球では、安打や好守備、そして得点が入ったりイニングが終わった時には笑顔爆発、ガッツポーズ、ハイタッチをするチームが多い中、岡山学芸館の選手からはそのようなしぐさは見られませんでした。また、試合中に掛ける声も徹底していて、打席に入る選手には「上から目線」という言葉がずっと飛び交い、守る選手には「声の連携」という言葉が繰り返されていました。(最終回、選手が投手交代を球審に伝えた際「誰が投手交代なんて言った!」と叱る監督…守る選手同士の声の連携はすごくしっかりとれていても、監督と選手の声の連携はまだこれからなのかな…という場面はありましたが…)

侍     000 001 0|1
岡山学芸館 010 020 X|3