[野球]女子プロ野球 埼玉アストライアVS.兵庫ディオーネ 観戦記(2017.9.18) | 明るく元気に考え込む…リーリーゴー!のブログ

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なんだか温かくなれそうなことを書いていきたいな、と思い始めたブログ。
そうしたら、「幸せ」について、「家族」「親子の関係」について書くようになっていました。

読んでくださる方にホッとしてもらえる…そんなブログにしていきたいです。

気づいてみたら、今年の女子プロ野球リーグも大詰め。埼玉アストライアは40試合を終えて18勝18敗4分けで2位。1位の兵庫ディオーネとは4ゲーム差で優勝マジックが2…ということは、今日の直接対決で兵庫ディオーネが2位埼玉アストライアに勝てば優勝が決まる…という試合になりました。


と、その大切な一戦を任された先発投手は、兵庫ディオーネは世界のエース里綾実投手、埼玉アストライアは頼れるセットアッパーから抑えになり、今は先発投手としての印象が定着してきた谷山莉奈投手。埼玉アストライアとしては、どうやって里投手から先制点を取るか、先に点数は取られたくないなぁ…という気持ちでの観戦でした。


1回表の兵庫ディオーネは、三原選手の四球と中田選手の安打で1死1、2塁と先制の好機を作ったものの、ここは5-4-3の併殺を完成させ、先制は許しませんでした。


一方の埼玉アストライアは、初回は2番奥村選手、4番川端選手の安打で2死1、2塁、2回は岩谷選手の2塁打から犠打で1死3塁の好機を作ったものの得点を挙げることはできませんでした。普段は少ない球数ですいすい投げる兵庫ディオーネの里投手ですが、今日は走者を出すことが多く、埼玉アストライア打線も粘っこい攻撃を見せて、球数を多く投げさせられている印象の展開となりました。

試合が動いたのは3回裏の埼玉アストライアの攻撃でした。
楢岡選手の安打と川端選手の二塁打で1死2、3塁の好機を作ったところで、次の今井選手の打球は一塁線への弱いゴロ…。投手と一塁手の間に弱々しく転がるところで楢岡選手が突っ込んだものの、ぎりぎりアウト。


2死になり、この回も得点はならなかったかなぁ~と思ったところ、もしかしたら兵庫ディオーネの選手にも「これで守れた」という気持ちがあったかも…という2死1、3塁で岩谷選手が初球をとらえた打球は左翼線へ…。高く上がった打球は、伸びる、伸びる、伸びる…そして、切れずにフェンス越え!3ラン本塁打となりました。ほしかった先制点は、流れを失いそうだったところを無理やり取り返すような形で、埼玉アストライアがもぎとりました。


埼玉アストライアは、続く4回表に兵庫ディオーネにエラーがらみで2死1、3塁、打者は代打の太田選手という嫌なピンチを迎えたものの、谷山投手がしのぎきって無失点。このピンチのあとにはチャンスが巡り、加藤選手の2塁打皮切りに、佐藤選手、楢岡選手、川端選手、今井選手…と安打が続き、里投手を打ち崩して4回途中88球(自分のカウント)でノックアウトしました。この回4点を追加…。一気に7-0とリードを広げました。

6回の表に、谷山選手からバトンを受けた萱野投手が2点を失い、最終回も、先頭の榊原選手(打席に入る前に3塁側からの「頼むぞ、さかき~」の声に気合が入ったように見えた打席)が2塁打を放ち、生還はしたものの反撃もここまで…7-3で埼玉アストライアが勝利し、ホームでの敵将胴上げは阻止しました。


相手が里投手ということで、厳しい展開が想像されたものの、トントンストライクを取ってくる里投手に対して、粘っこく攻めることができたこと、得点のほしいところでしっかりと挙げることができたことが、勝利につながったのかなという快勝のゲームでした。優勝については、まだ7試合を残してマジック2という兵庫ディオーネが圧倒的に有利なのは変わりませんが、インタビューで、中島監督も、本塁打の岩谷選手も、勝ち投手の谷山投手も「まだ優勝はあきらめていない」と力強く語ってくださいました。そして、その言葉通りの試合をしてくださっています。ファンも、その言葉を信じて、応戦し続けるしかないなぁ…と思っています。


※※※※※

今日の試合を観ていて、埼玉アストライアは非常に打線が活発だったので、2塁に走者が残った形でイニングを終えることがありました。そのイニング終了後、3塁コーチに入られている大山唯チーフコーチがベンチに戻る走者に笑顔で声をかけておられるのが印象的でした。去年まで2年連続で首位打者を獲得されて引退された選手…年令的には近い、でも実力、実績のすばらしかったコーチに笑顔で声をかけられることというのが、次の打席にいい気分で入れる…というつながりが期待できるのはわかるような気がします。

本当に笑顔の大山コーチ。現役時代にいただいたサインに「あきらめない心」と書いてくださり、今自分の座右の銘になっています。

自分が今年推しメンにしている岩見選手…今日もすばらしいプレーを見せてくださいました。
シートノックの時にも「きれいな動き~✴」とほれぼれし、ソフトボールで遊撃手をやってる自分も「あんなプレーができたら😆」と憧れはするものの、そこまでストイックな練習もできず…な、中途半端な自分です


試合前…、応援している山﨑舞投手がベンチ前でキャッチボールをされていました。…ん?左手で…。このあと、このグラブを塩谷投手に渡され、そしてキャッチボールの相手の磯崎投手も左用のミットに持ち替え…。う~ん、何の練習なんだろう…と不思議な感じではありましたが、お元気そうな姿が見られたのはうれしかった~。


そして、なんとなく気になっている只埜選手。

しばしの休養から復帰されて、今日も元気はつらつなプレーを見せてくださっていた只埜選手。



ベンチの監督やコーチ、球団を運営される皆さま、アストライアのチアチームのキラリスに、1000人を超えるファン…みんなみんながアストライアの選手の皆さんを応援し、その力が結集されて兵庫ディオーネの優勝阻止につながる1勝となったのかなぁと感じていました。

「ナイスゲーム!」というひとことがぴったりなゲームでした。